2012年5月の話題

過去の話題一覧

好評!「スペース若柴」のマドレーヌ累計販売50万個突破

 柏市で障がい者の社会参加をめざす地域活動支援センター「スペース若柴」の無添加マドレーヌが、今年1月末に累計販売50万個を突破。この実績が高く評価され、3月9日(土)に幕張メッセで行われた「はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2012」で販売部門カテゴリー1の奨励賞を受賞した。

 同センターが柏市向原町でマドレーヌの製造・販売を始めたのは、平成12年7月。平成18年には、柏駅西口近くの明原に移転し、設備も充実。ボランティアや保護者の助けも借りながら1日約200個から250個を製造、販売中。メンバーは現在、自閉症、知的障がい、聾􀀀、体などにハンデを持つ24歳から58歳までの13人が、障害の特性などを考慮しながら作業を分担し、製造と販売、配達に携わっている。

 スペース若柴を運営する「NPO法人あけぼの」の宮澤弘明理事長は「福祉施設の単体販売品としては快挙に近い数字。障がい者が社会参加するというのはビジネスの世界に入っていくこと。だから品質にはこだわり、一般市場で評価されるものを作り、販路を広げた」と胸を張る。

1個100円の無添加マドレーヌ

 同センターのマドレーヌは、保存料や香料などはもちろん、ベーキングパウダーも使わずに焼き上げる無添加がセールスポイント。一流ホテルでの修業など、研鑽を重ねて独自のレシピを作り上げたという。ふっくらと焼き上げるのには根気がいるが、集中力に優れる自閉症のスタッフが生地づくりに熱心に取り組み、高い品質のマドレーヌが誕生。ベーキングパウダー特有の苦みがなく、国産の上質な卵、小麦粉、バターの香りと味わいが素直に楽しめておいしいと評判に。

 製造工程では、一つひとつ丁寧にパックに詰め、商品を管理し、一連の作業が終わるまで全員がお昼休憩しないなど、プロ意識も高く意欲満々だ。

 シンプルなマドレーヌは1個100円。紅茶やかぼちゃなどフレーバー味のマドレーヌは110円。市内の農作物直売所「かしわで」や、近隣のわくわく広場などでも販売。また注文に応じて贈答用もご用意。ボランティアも募集中。

 詳細は TEL 04(7145)4366 スペース若柴へ。http://www13.ocn.ne.jp/~w.space/

 

柏レイソルダンサーズ大活躍チアダンス大会で全国2位の快挙!

全国2位に輝いたキューティーエナジーチームのみなさん(柏一小体育館で)

 3月24日(日)、幕張メッセで行われたチアダンスの大会「USAナショナルズ2013全国大会」に、柏レイソルダンサーズからイエローキューティーエナジー、イエローピュアエナジー、イエローバンビーズの3チームが出場。全国から選りすぐりの122チームによる大舞台で、キューティーエナジーがPom部門Tiny-Medlum編成で2位、ほかの2チームも4位入賞と大健闘した。

 平成7年創立の柏レイソルダンサーズは、現在、小学生100人を擁するダンス・レクリエーション団体として柏レイソルの応援をはじめ、地域のイベントなどでも大人気。ダイナミックなパフォーマンスに憧れて入団する子も多く、市内だけでなく近隣の市や他県へ引っ越しても通っているメンバーもいるという。

 運営する柏市レクリエーション協会会長の松戸良一さんは「クラブチームの参加がほとんどのなか、非営利団体からこの大会に3チームが出場するだけでもすごいこと。4位のピュアも、3位とは僅差で惜しい結果でした」と選手の頑張りを称えた。


※紙面では「チアリーディング大会」と記載しましたが、正しくは「チアダンス大会」です。大変失礼致しました。

28日(日)ラストラン!さようなら「なの花号」

 流鉄流山線で16年間走ってきた2000形「なの花号」が4月28日(日)、引退を迎える。

 松戸市馬橋と流山を結ぶわずか5・7キロのローカル線。たった2両のワンマン運転で住宅街や田園地帯を走る姿は首都圏では珍しく、古い駅舎や、マンション内にある駅、川や桜並木など見どころも多いため、鉄道ファンや地元に愛されている。

 引退する2代目の「なの花号」は、最終日の28日(日)、朝9時の流山発から15時7分流山着までの10往復を走る。

松戸 流経大生が防犯活動「M.A.P.S.」登場!街の安心安全へ 若者助っ人大活躍!

「松戸の防犯は任せて!」
と流経大、松戸市、松戸警察署がガッチリスクラム

 松戸市と茨城県龍ヶ崎市にキャンパスがある流通経済大学の学生たちが、松戸警察の防犯活動に協力する学生警察支援サークル「M.A.P.S.(松戸エリアポリスサポーターズ)」を、昨年12月に発足。同警察署で松戸市、松戸署、大学の三者がサークル活動を支援する覚書に調印し、今年2月に認定式が行われた。

 同サークルには現在、両キャンパスの14名が所属。代表の法学部2年生水戸瞭さん(20)は「以前から学業以外の何か地域社会に貢献できることがしたいと考えていました。これからは、松戸市の安全安心のためにメンバー一体となって頑張っていきたい」と意欲満々。「松戸市いっぱいに防犯の輪を広げていきたい」という意気込みを「マップス(MAPS)」というネーミングに込めた。

 

「いかのおすし」で大活躍根木内小の防犯隊

「いかのおすし」でガンバルぞ~!
NEGIUTI E.S Gardians のメンバー(2/14(木)現在)

 松戸市立根木内小学校では、生活委員の5、6年生による「根木内防犯隊~NEGIUTI E.S Gardians~」が、松戸東警察署と協力して北小金駅前や商店街で防犯グッズの配布、振り込め詐欺防止の呼びかけや、登下校路に潜む危険箇所を調査して「根木内小学校防犯マップ」づくりに取り組むなど、全校児童を代表して大活躍。

 2月14日(木)は、全校児童を前に作成した防犯マップの紹介や、不審者に声をかけられた時の対処法を寸劇で披露したほか、防犯標語「いかのおすし」(いかない、のらない、おお声をあげる、すぐに逃げる、しらせる)を全校児童で唱和。これまでの防犯活動の貢献が認められ、松戸東警察署から表彰状が贈られた。

 同隊メンバーの6年(当時)、新井優斗君は「活動をしていく中で、自分自身も防犯に気を付けるようになりました。帰り道も皆に声をかけています」と話した。教頭の田中舘明先生は「児童たちも活動を通して成長してきていると思います。これからも、地域、警察と連携して活動を続けていきたいですね」と目を細めた。

 

江戸川でカヌーを!5/19(日)体験教室開催しま~す!

松戸市カヌー協会の左から古木さん、水嶋さん、小倉さん、鹿野さん(艇庫の前で)

 1978年に発足した松戸市カヌー協会は、江戸川を活動拠点に現在、市内外の小学校3年生から70代までの140名が、競技指向のクラブ、レジャー指向のクラブ、中学生以下のクラブ、障がい者のクラブなど7つのクラブに分かれカヌーに親しんでいる。

 同協会はカヌー競技の普及に奔走。県内外の河川をカヌーで下るツアー企画や、千葉県知事杯、松戸市長杯などの大会運営をはじめ、江戸川と坂川の河川水質調査などの清掃活動にも力を入れている。

 「カヌーは危険なスポーツだという認識をもたれやすいですが、協会内での安全教育を通し、これまで大きな事故は起きたことがありません」と力強く語る同協会技術向上委員会の小倉宏さん。

 同協会の会員になるには、準会員としてカヌー技術や安全についての講習を1年間受講し、正会員としての活動がスタートするので安心だ。正会員になると、艇やパドルなどカヌーに必要な装備の貸し出しも受けられる。

 競技のほか、松戸市の障がい者の団体と協力して自閉症の子どもたちを対象に、自然の中で水遊びを経験するカヌー体験教室を06年から実施。カヌーを通して幅広い活動を展開している。広報委員会の水嶋茂幸さんは「カヌーから眺める風景と時間を是非一度味わってもらいたい」とカヌーの魅力をPR。

 同協会では5月19日から6月9日までの毎日曜日、江戸川を会場にカヌースクールを実施。参加費1回につき3000円、親子1組4000円(食事付き)で、午前9時スタート。

 お申し込み、お問い合わせは、TEL 090(5568)5863 小倉さんまで。

 

我孫子 地域の力花開く根戸小あびっ子クラブ大臣表彰

根戸小あびっ子クラブ代表の松本さん(右)とスタッフ

 昨年12月3日(月)、放課後や土曜日の子どもの居場所「根戸小あびっ子クラブ」の創意工夫ある取り組みと活発な活動が評価され、平成24年度の「優れた『地域による学校支援活動』推進にかかる文部科学大臣表彰」を受賞した。

 我孫子市の根戸小あびっ子クラブは、市内で2校目として平成22年10月にオープン。全校1300人以上の児童のうち(2月現在)901人が登録。15時の下校時刻になると、広いメインルームは宿題に取り組む子、本を読む子、遊具で遊ぶ子などでにぎわう。日によって地域ボランティアがショートテニスや手作りクラフトなどを教えてくれるとあって、これを楽しみに利用する児童も多い。隣接する学童の子どもたちも利用できる。

 この活動は38名のサポーターに支えられている。代表の松本守正さんは「この地域は30年ほど前にできた新興住宅地で、ボランティアは量、質ともに充実しています」と、地域の人の協力や連携の良さを語った。子どもたちが安心して放課後を過ごせる居場所として、地域に根差している。

ゆうまつどで開催発達障害の見立て 保護者や教員へアドバイス

発達障害の見立てと対応について話す染谷利一氏

 2月15日(金)、松戸市の「女性センター・ゆうまつど」でこころの匠ネット(田口学代表)主催による「発達障害の臨床」と題したセミナーが開かれ、スクールカウンセラー、特別支援などの教育関係者、心理学を学ぶ大学院生など23名が参加。なかなか理解されにくい発達障害について、臨床心理士で精神保健福祉士の染谷利一さんが、発達障害が疑われる子どもの見立てについて、専門的立場から解説。

 染谷氏は現在、東大病院こころの発達診療部の心理スーパーバイザーとして活躍。長年、臨床心理士として多くの発達障害児と接してきた経験から、親が安心して子育てできる環境作りには、早期相談、早期療育、そして支援が大事と熱く語る。そのためにも家庭、学校、医療機関が連携する必要があり、その方法として、子どもの得意と不得意、長所と短所をよく見て共通理解を持つ必要があると締めくくった。それでも、社会に出ると、それが逆転することもあると、対応の難しさも一言。

 

平和の大切さを考えよう!5/3(祝)は憲法記念日

■第32回憲法を考える市民の集い 落合恵子さん講演会(我孫子)
 「いま、いのちをHUGするとき~2011以降のわたしたち~」をテーマに作家の落合恵子さんによる講演会を開催。入場無料。
日時/5月3日(祝) 14時開演・千葉県福祉ふれあいプラザ2Fふれあいホール(我孫子駅南口徒歩1分)で。
 詳細は、TEL 04(7183)2789 濱田さんへ。

■2013年松戸憲法記念日の集い 田中優子さん講演会
 「ひろげよう!憲法9条 不戦の誓い…脱原発を求め、沖縄の苦しみを見つめて」をテーマに法政大学教授・社会学部長の田中優子さんによる講演会。
日時/5月3日(祝) 14時開演・松戸市民会館・ホールで、参加費500円(資料代含む)※18歳以下無料
 詳細は、TEL 047(344 )9454 今井さんへ。

■かしわ市民憲法集会
 「平和・協同ジャーナリスト基金大賞」受賞者の半田滋さんが、自衛隊の現状や日本の安全保障等について縦横に語ります。楽しい歌や踊りも。
日時/5月5日(日・祝) 14時~16時・アミュゼ柏で、参加費500円
 詳細は、TEL 04(7105)1817 小菅さんへ。

■流山憲法集会「オスプレイ配備の 沖縄から日本の平和を考える」
 普天間基地撤去など沖縄の平和運動の先頭に立つ元宜野湾市長の伊波洋一さんと、日本の平和について考えよう。
日時/5月18日(土) 13時30分・流山市生涯学習センターで、資料代500円
 詳細は、TEL 04(7144)3993 山田さんへ。

 

着物がホームウエア―に5/22(水)「使いまわし工房」体験教室

ほどいた着物がホームウエアーに甦る
(前回の体験教室の様子)

 たんすの中にしまいこんでいる着物を使って、日常着を作ってみませんか?

 「使いまわし工房」を県内各地で展開し、暮らしの中から環境問題について考え、循環型社会の実現に向けて実践と提案を続けている、千葉県環境学習アドバイザーで着物リメイクの達人、中岡丈恵さんが2時間で仕上がる洋服の作り方を伝授します。夏物ならホームウエア―に、絹物ならチュニックが作れます。着物を解いて持参してください。

日時/5月22日(水) (1)10時~12時 (2)13時~15時
会場/朝日れすか編集室(柏駅西口徒歩3分)
募集人員/各回6名
持ち物/
布(解いた着物)、木綿糸または絹糸、はさみ、縫い針、マチ針、チャコ
参加費/1500円(当日受付で)

 【応募方法】
 ハガキに参加希望の時間、住所、氏名、年齢、電話番号と、ホームウエア―かチュニックかの希望を書いて、
〒277-8691 日本郵便柏支店内私書箱46号朝日れすか「使いまわし工房体験」係へ。4/30(火)必着。
※応募者多数の場合は抽選の上、当選者にハガキでご連絡。

若葉薫る 旬味キラリ美味彩々

NODA-1グランプリ
 「醤油のまち」=「野田」だからこその新名物グルメを、来場者の投票で決定する「第3回Nodaローカルフードグランプリ(NODAー1グランプリ)」が開催される。
 今回は、市内の飲食店・団体約30店に、市内の学生たちも参戦して選りすぐりの野田フードを創作する。新名物の誕生にあなたも一票を。野田青年会議所主催。
日時/4月28日(日)、10時~16時 ※雨天決行
場所/イオンノア店駐車場
 詳細は、TEL 04(7122)9256 野田青年会議所へ。

「食育授業」サポーター募集
 地域のオンリーワンを目指す「東葛レストランサミット」では、小学校の食育授業にも力を入れている。小学校で地元の人気料理店のシェフが味覚や食材、料理の楽しさなどを教える食育授業は、子どもたちの健全な発育に貢献すると大好評。多くの小学校で展開するためにボランティアスタッフ「食育サポーター」を募集中。食育に興味のある方、お子様への食育を学びたいと思っている方、ご参加を。
★募集説明会開催
日時/4月25日(木)、15時30分~16時30分
場所/アミュゼ柏
 柏のフレンチレストラン「ル・クープル」の佐々木シェフによる模擬授業も行う。
 お申し込みは、お名前、携帯番号またはアドレスと参加人数を書いてメールかFAXで同サミット事務局中島さんまで。
 FAX 04(7148)5545
 メール cranberry_jp@mac.com

簡単!エコクッキング(25)オレンジピール(伊予かん)

料理・写真 大瀬由生子

 料理研究家の大瀬由生子さんが提唱する、カンタン便利なエコクッキング。無農薬のオレンジの皮を使って作るオレンジピールを、今回は旬の伊予かんで。市販のアイスクリームやバターに混ぜたり、パウンドケーキを焼くときに一緒に入れて焼いたりと、いろいろに楽しめます。残ったら冷凍保存も可能。

材料/伊予かん3個分 砂糖100~120g

作り方/
(1)伊予かんの皮は白い部分に苦みがあるので、白い部分が多ければ取り除いて水につける
  (2)(1)を鍋で10分ほど沸騰させ、お湯を捨てたらまた水を加えて煮る、ゆでこぼすことを2~4回行い、冷水につける
(3)(2)の水気をふき取り、1cm幅の細切りにする
(4)鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、沸騰したら(3)を入れる。
(5)弱火にしてシロップが染み込むように煮る
(6)皮に透明感が出てきて煮汁がなくなってきたら、そのまま冷ます
(7)冷めたらジップロックなどに入れて保存する
*冷ましたら、オーブンシートに広げて乾燥させ、グラニュー糖でまぶしてコーティングし、砂糖漬けにしてもよい。

エコポイント=食べ終わった後に捨ててしまっている皮も、ひと手間かければおいしい一品に!

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