9月の話題

過去の話題一覧

我孫子市世代を超え水田を守る かかし祭りで人気投票も
手賀沼トラストの試み

手賀沼沿いの水田に18体のかかしが登場

 20年以上耕作されていなかった田んぼを地権者から借り受け管理・運営する「NPO法人手賀沼トラスト」(遠藤織太郎理事長)は、1999年に我孫子市民ら有志により発足。我孫子市根戸新田の手賀沼沿いで、有機栽培にこだわり、市の助成金などを活用しながら農地保全に取り組んでいる。
 とくに、冬の間も田んぼに水を張り、田んぼに生きる原生生物や水鳥など多様な生きものの力を借りて、無農薬、無化学肥料で米作りを行う「冬水田んぼ」農法を取り入れ、収穫量も年々増加。遊休農地が増えるなか、手に負えない土地を委ねられることも多々。うるち米、もち米、赤米、黒米、みどり米など水田耕作のほか、ひまわりやコスモスなど景観植物の栽培、古代米を含む各種のコメ、イモ類などの栽培も手がける。
 コメ作りのほか、「そば祭り」「餅つき大会」など、市民参加のイベントも多数企画し、交流の輪を広げている。7月の「ひまわり迷路」には、4日間で813人が来場。1200平方㍍の畑に約6000本のひまわりで作られた迷路に、子どもたちは大喜び。
 実りの秋を前に、今年も田んぼに個性豊かな手作りかかしがお目見えした。例年、同市内にあるデイサービスセンター「南あらきのおうち」や、同市の小学校など5組が6体のかかしを製作。今年は市公認キャラクター「うなきちさん」がトレンドだ。トラスト製作分も合わせ、全18体が青々とした水田を守る。
 8月22日㈯には「かかし祭り」を開催。かき氷が無料で手賀沼トラストの試みふるまわれるほか、かかしの人気投票も実施。上位入賞作品の製作者には、収穫後の米を受け取る権利が贈られる。
 現在、メンバーは約150名。正会員は高齢層が多数を占めるが、10代の会員も。親子連れにはイベント情報が得られるメルマガが人気だ(info@teganuma-trust.jp)。農作物の恵みを、世代を超えて受け継いでいく。同活動への問い合わせは、☎04(7115)1109へ。

松戸市松戸初!感動をありがとう
専大松戸高 甲子園出場

8/1(土)、松戸駅での出陣式に勢揃いした専松ナイン

 第97回全国高校野球選手権千葉県大会(朝日新聞社、県高野連主催)で、専修大学松戸高校が見事、初優勝を決め、千葉県170チームの頂点に立った。
 松戸市初の快挙に本郷谷健次松戸市長は「松戸市の悲願の甲子園、本当にありがとうございます。甲子園でも専松旋風を巻き起こしてください」と選手の健闘をたたえ、感謝とエールを送った。
 8月6日㈭、阪神甲子園球場で開幕の全国大会では、2日目の第1試合に登場。初戦で甲子園常連の岩手県代表花巻東高校と激突し、2―4で惜敗した。岡本良樹主将(3年)は現地で「一昨年が4強、昨年が準優勝、今年が甲子園出場と階段を上がっている。後輩たちはさらに上に行ってくれると思う」と語った。
 9日㈰夕、甲子園から松戸市の同校グラウンドに戻った選手たちは、保護者や学校関係者の出迎えを受け、真っ黒に日焼けした顔で「支えてくれる人がいてこそ野球ができるということを実感しました。甲子園初勝利は後輩に託します」と元気いっぱい感謝を述べた。持丸修一監督は「次は一つ勝ちたいという思いが出てきました」と話した。同校野球部の今後の活躍に期待が高まる。

松戸市情熱あふれる演奏で17年
「音」を楽しむジャズをご一緒に!

20代から70代まで幅広いメンバーが熱心に練習(松戸・森のホールで)

 子供の頃に習ったピアノ、学生時代に奏でたギターやサックス。今は弾かなくなった楽器たちを、再び手にしてほしい! そんな願いで17年前 に地域の音楽好きが集まって発足した「R&Bスウィングジャズオーケストラ」。松戸・森のホール21リハーサル室を拠点に練習は月2回、素人も いれば元プロもいる楽団で、20代から70代まで幅広い年齢の団員約20名が美しい音を追求している。
 代表で指導者の竹内勝さん(79)は中学時代からジャズピアノで稼ぎはじめ、音楽歴70年以上という。団員に「先生」と慕われ、指揮もすればコン ガも叩き、ピアノのお手本も披露するなど圧倒的なパワーと情熱に、ぴーんと張り詰めた空気が漂うほど、練習はメンバー全員が真剣そのもの。
 「プロにはない情熱がある。たった一つの音を、真剣に吹く姿に、人は心を動かされる。だからファンが絶えないんです」と誇らしげに竹内さん。 団員の丸山さんは「先生の人情味に惹かれ入団。仕事のストレスから解放され、仲間として互いに刺激し合えて楽しいです」とにっこり。
 今秋の演奏会に向け、メンバーを募集中だ。入会金4000円、月会費4000円、年齢・経験・楽器不問。情熱たっぷりの音、ご一緒にいかが。

★10月18日㈰、柏の葉公園野外ステージで演奏会。正午頃〜。入場無料。

 入団希望など問い合わせは、☎04(7132)8554 竹内さんまで。

 

柏市 世界に広めたい
好評! 認知症予防ゲーム

楽しくゲームをしながらだんだん笑顔に

 5月30日(土)、柏市教育福祉会館でNPO法人認知症予防ネット(京都府宇治市)の高林実結樹理事長(84)による「みんなの認知症予防ゲームに寄 せて」をテーマに講演会が行われ、参加者は予防ゲームも体験した。東葛地域を中心に同ゲームの普及に奔走する小此木真理子さんらの主催。
 「みんなの認知症予防ゲーム」は、静岡の増田未知子さんが開設した認知症予防教室で生まれたもので、母親を在宅介護で見送った高林理事長 がこのゲームと出合い、広く伝えたいという強い気持ちで活動を始めて約40年という。「韓国にも教室ができました。日本だけではなく世界に活動 を広めていきたい」と意欲満々だ。
 ゲームは椅子に座って輪になり、『どんぐりころころ』の歌のリズムに合わせて全員で「右手をグー、左手をグー」と手指の体操からリズム運動、 頭の体操へ。最初は自分だけで、そして両隣の方とコミュニケーションを取りながら、脳が活性化されていくという。プログラムが進むうちに参加 者は少し緊張していた体と気持ちがだんだんとほぐれ笑顔に。参加した入野勝見(70)さんは「頭を使って楽しいし明るくなれる。この活動を広めた い」と大喜び。

 同活動への問い合わせは、☎090(9105)6901 小此木さんまで。

我孫子市市民活動の知を共有!
我孫子でカフェトーク始まる

 6月28日(日)、我孫子市市民活動ステーション(けやきプラザ10階)で第1回「SKSカフェトーク」が開かれた(=写真)。市民活動団体が、 毎回さまざまなテーマを設け、一般市民を交えてカフェ感覚で自由に話し合う試み。
 初回のこの日は「子どもの居場所づくり・学習支援」をテーマに、「我孫子自主夜間中学あびこプラスワン」と、ひとり親の支援のため週2回 の学習会を提供する「すずらんの会」の2団体が主導。元教員や、子育て中のシングルマザー、高校を中退したデザイナー、同市議会議員ら定員 20名に対して、総勢19名の参加者が集った。
 まず始めに「あびこプラスワン」の相澤代表が、子どもの居場所と学習、学校での教育について問題提起。経済的な事情から塾に通うことので きない子どももいれば、勉強自体にやる気が持てない子どももいる。また「すずらんの会」古野代表も現状では塾など学校外教育の必要があるも のの、費用の問題が大きいことを指摘。
 これを受け、全員による話し合いでは「理想の教育とは何か」というテーマが持ち上がり、参加者がそれぞれの立場から意見を述べ合った。職 業も境遇も異なる市民の多様な意見が交わされ、予定時間を30分オーバーするほど議論は白熱。終了後、古野代表は「『いろいろな団体の人と話 せて良かった』との声を多く頂きました」と手応えを実感。

 詳細は、☎04(7185)6300 市民活動ステーションまで。

注目のテーマ!
ネットトラブルから子どもたちを守ろう

使い方をしっかり教えようと話す安川さん

 7月24日(金)、第一学院柏キャンパスでは、中・高の教師や保護者を対象に全国webカウンセリング協議会理事長の安川雅史氏を講師に招き、ネットいじめやネットトラブ ルについての勉強会を開催。
 安川氏は冒頭、「携帯電話やスマートフォンを生徒たちは使いこなしているように見えるが、実は非常に無防備な状態です」と強調した。
 今、インターネット機器は子どもたちの身近にあり、安易に自分や家族、友人の個人情報を流してしまいがち。そこでトラブルに巻き込まれる ことが急増。
 講演では、ネットトラブルの相談を受けてきた体験から、トラブルやいじめについての実例を、親の立場、子どもの立場で演じ分けながらわかりやすく解説。
 たった一度の不注意からでも、ネットトラブルに巻き込まれると、生涯にわたり、社会生活が困難になることもあると注意。家族を含め、メディア上では守られている未成 年の人権が、ネット上では守られることはない。教育現場で教師が直接教えることの重要性を話した。 保護者に向けては、犯罪被害にあった子どもたちの多くはフィルタリングに未加入であることから、フィルタリングをかけるのは親の責任とも言い切る。スマートフォンは 多機能端末と認識し、携帯感覚で持たせてはいけない。ネット依存と見られる子どもに対しては、禁止するよりもネットの中の善意、悪意の見分 け方をしっかり教えることが大事と熱く語った。

9月5日(土)高次脳機能障害
講演とシンポジウムに先着400人

 高次脳機能障害の人たちの生活や就労をテーマに、当事者や家族を支援する地域の仕組みづくりについて考える講 演会が東京・浜離宮朝日ホールで行われる。
 基調講演は、渡邉修東京慈恵会医科大学付属第三病院・リハビリテーション科診療部長による「当事者のライフス テージに合った支援」のほか、「生活と就労を考える」テーマの対談や、地域での包括的支援についてのシンポジウム も。午後1時から4時まで、朝日新聞厚生文化事業団主催。参加費は、1000円。定員は、申し込み先着400人。
 申し込みは、主催者ホームページから。または、はがきFAXで参加者全員の〒住所氏名、職業、電話、ファクス 番号を書き、〒104‐8011(住所不要)朝日新聞厚生文化事業団「高次脳」係へ。FAXは、03(5565)1643。

9月23日(祝)エコメッセちば
楽しく学ぶ環境活動開催

  行政と市民、企業が集まり開催する環境活動見本市「エコメッセ2015inちば」が9月23(水・祝)、今年 で20回目を迎える。千葉県と市町村、市民団体、企業が共に実行委員会を立ち上げて継続する環境イベントは、全国的にも珍しい。
 今回も環境活動の紹介と、環境に良い食品の販売をはじめミニSLなど、家族連れで楽しく環境を学べる企画が盛り沢山!
 舞台ではおなじみとなった着物リメイクショーや学生の発表が行われる。どなたでも参加できるエコメッセは事前申し込み不要。会場 は、幕張メッセ国際会議場で10時〜16時。入場無料。エコメッセちば実行委員会主催。
 問い合わせは、☎080(5374)0019 同実行委員会事務局へ。

参加してみよう!

◆警察ふれあいフェスタ
~体験だ! おとなになるまで待ちきれない!~

 そごう千葉店を会場に警察職員とふれあいながら、子ども達が警察の仕事を勉強できる参加・体験型イベントが行われる。
 子ども警察官制服を着用してのパトカー・白バイ体験乗車や、交通安全教室・鑑識・科学捜査体験も。警察音楽隊コンサートのほ か、去年に続き千葉県警察広報大使「鳳神ヤツルギ」も出演! 親子で楽しむ夏休み最後の思い出作りにぴったり。千葉県警察本部主催。

日時/①8月22日㈯10時~20時
   ②8月23日㈰ 10時~18時 ※入場無料
会場/そごう千葉店
 問い合わせは、☎043(201)0110
千葉県警察本部広報県民課へ。(平日8時30分~17時15分受付)


◆第2回発醸文化シンポジウム
「日本一おいしい病院食」ほか

 美容や健康への様々な良い効果をもたらすことが知られ、見直されている「発酵・醸造」という伝統的な食文化に着目し、「発醸」とい う言葉を生み出して食文化の真髄を深める活動を展開している発醸文化メガロポリス推進活動プロジェクト(渡邊孝代表)では、昨年に 引き続き第2回のシンポジウムを開催。キッコーマン病院院長久保田芳郎さんによる「日本一おいしい病院食」の基調講演ほか。発醸文 化への理解を促し、地域に根ざした豊かな食文化を育てようと企画。定員200名。

日時/10月4日㈰10時~12時
会場/柏の葉カンファレンスセンター(三井ガーデンホテル2階)
入場料/2000円(書籍・資料代含む)

 申し込みは、☎04(7132)0053 コメスタ三井ガーデンホテル柏の葉店まで。

「守る」わが街!!
地元消防団の熱き備え競う

 
「第53回柏市消防団操法大会」が大堀川防災レクリエーション公園で5月31日(日)に行われ、出場選手229名、ほかバックアップの消防団員、柏市消防局員など総勢800 名以上の関係者や応援の人で大いに盛り上がった。 選手は5名編成の小型ポンプの部23チーム、6名編成のポンプ車の部19チームに別れ、 30℃を超える炎天下にもかかわらずキビキビと競技。
開会式で秋山市長は、「消防団員のみなさまが、柏市民の財産、生命を守るために、献身的に従事されている事に感謝します。日頃の厳しい訓 練で得た技術とチームワークの良さを生かして頑張って下さい」と挨拶。選手宣誓は第4方面第6分団(大島田)髙木分団長が「伝統あるこの大 会に出場する事を名誉と誇りに思い、正々堂々競技する事を誓います」と宣誓。
我孫子市から来場の島田りえさんは、「消防団の方は仕事を持ちながら活動しているので、競技を見る度にすごいと感心しています」と感動の 面持ち。家族が選手として出場しているという柏市の今井武さんは、「家族は2番員として競技しています。動きが多く大変な役割です」と熱心 に応援。


主な結果は次のとおり
【団体の部】
▽小型ポンプ操法の部
優 勝=第4方面第6分団
(大島田)得点92・0
▽ポンプ車操法の部
優 勝=第3方面第6分団
(東中新宿)得点160・0
優勝の分団は6月27日(土)、船橋市で開催された千葉県消防協会東葛飾支部消防操法大会に柏市代表として出場した。


8月21日(金)
コメ・スタ ラテンフェスタ
サロンコンサートへ 野田・柏100名様承り中

  陽気なイタリア料理店「コメ・スタ」のサロンコンサートで夏のひと時を。
チャランゴマスターのルイスとアコーディオン名手のニコスがラテンの名曲、フォルクローレ、ルイスのトークで盛り上げます。コンドルは飛んでゆく、花祭り、風とケーナのロマンスほか。お客様もご一緒のお楽しみコーナーもあります。コメ・スタのスタッフも歌います。
8月21日(金)開催のコンサートで各店100名様受付中。

★野田市本店/12時開演。お1人4000円(税込・ワンドリンク・スペシャルランチ付)。お申込みは、TEL/04(7121)0010(渡邊・山下)へ。
★三井ガーデンホテル柏の葉店/19時開演。お1人6500円(税込・ディナーパーティビュッフェ・フリードリンク)。お申込みは、TEL/04(7132)0053(櫻井・野村・半田)へ。

野田市
野田の興風会館で
講談・一龍斎春水独演会

   野田の唐木細工「望月」四代目店主、望月悦二郎さんが開く私設寄席「野田新信亭寄席」は、2005年9月の開演以来今回で41回目。入場料 が1000円と手頃なため、地元の寄席ファンから好評を得ている。今回、野田市の興風会館で女性講談師、一龍斎春水(はるみ)による独演会 を開催。千葉県指定伝統工芸品、唐木細工の技で家具などを制作している同店は明治20年、浅草で創業の伝統ある工房だ。「母方の祖父が五代目 柳亭燕路といい、子どもの頃から寄席に親しんできたものですから」という望月さんの無類の落語好きが高じての開設だ。

日時/9月6日(日)14時
会場/興風会館
料金/1000円

★一龍斎春水・独演会に 読者5組10名様ご招待
 ご応募は、はがきに今月の紙面についてのご感想、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記して
 〒277‐8691柏郵便局内私書箱46号朝日れすか「寄席」係へ。8/ 26(水)必着。

簡単!エコクッキング(53)

レタスと海苔のサラダ

料理・写真 大瀬由生子

料理研究家の大瀬由生子さんが提唱するカンタン便利なエコクッキング。今回は、身近にあるレタスと海苔で作る、 超簡単なサラダをご紹介。

材料/レタス・海苔・ごま油 またはオリーブオイル・塩・ コショウを各適宜

作り方/
①①レタスは食べやすい大きさに手でちぎり、洗ってしっかり水気を切る。
②レタスを器に盛り、その上に海苔をちぎってのせる。
③❷の上から、ごま油と塩・コショウを好みでかける。

エコポイント=包丁も火も使わずに、シンプルな素材であっという間にできて、暑い夏にピッタリ!



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