2020年10月の話題

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利根運河130歳

豊かな自然が息づく運河水辺公園は市民の憩いの場になっている=流山市

 利根川と江戸川を結ぶ貴重な土木遺産、利根運河は今年で通水130年の節目を迎えた。運河の歩みを振り返る。

利根運河は柏、流山、野田の3市を流れる全長8・5㌔の一級河川。西洋技術を用いて開削された日本初の運河だ。
 水運が栄えた江戸時代後期、北海道や東北、北関東の物資を江戸に運ぶ新たな航路が開拓された。銚子から利根川を上り、関宿で江戸川に入り、江戸を目指すルートだ。それ以前は房総半島を回り、東京湾から江戸に運んでいた。
 関宿を経由するルートには課題があった。浅瀬や川幅の狭い難所があり、大きな船は通航できない問題が発生。利根川沿いの布施や船戸で荷物を下ろし、馬を使って流山や野田あたりまで運び、そこから船で江戸川を下っていた。
 明治になって貨物量が増大すると、陸路より速い大量輸送手段が求められるようになった。利根川と江戸川を結ぶバイパスの水運ルートとして、運河を開削する計画が浮上。国の事業として認定されたが、財政上の理由から取り消されたため、民間資本で建設すべく利根運河株式会社が設立された。
 オランダ人技師ローウェンホルスト・ムルデルが設計し、1888(明治21)年に着工。総事業費約57万円、延べ220万人を動員して90年2月に全線通水した。関宿を経由していたときよりも距離にして約40㌔、銚子から江戸まで3日かかっていたのが1日に短縮されたため、運河を利用する船は最盛期で年間約4万隻にのぼった。
 鉄道や道路網が整備されると、水運業は衰退。度重なる渇水や洪水も経営を圧迫する要因となり、1941(昭和16)年に利根運河株式会社は解散し、国有化された。
 利根運河は約50年にわたり、地域経済の発展に貢献した。水運の大動脈、さらに導水路としての使命を終えたいまは、豊かな自然を残す憩いの水辺として親しまれている。

31日「クイズさんぽ」
 「はじめての利根運河クイズさんぽ」が10月31日に開かれる。運河沿いを散策しながらクイズで歴史を学ぶイベント。小中学生が対象。親子での参加も可。小学1~4年生は保護者の同伴が必要。定員は先着20人。参加費300円。申し込みは利根運河交流館(04・7153・8555、月・火曜は休館)へ。

運河畔でミニ演奏会

 流山市の運河水辺公園で10月2日夕、若手音楽家による小さな演奏会があった=写真。中秋の名月の翌日、満月だったことから「秋月の諧調」と銘打った。
 同公園近くにキャンパスがある東京理科大学建築学科の学生有志が実行委員会を組織し、2012年から毎秋に「利根運河シアターナイト」を企画・運営している。運河を「水と光」をテーマとした劇場空間に見立て、地域住民らと交流を図る試み。3回目の14年には、全長5・6㍍の高瀬舟2隻を製作して運河に浮かべ、話題になった。
 9回目となる今回は、新型コロナウイルス感染拡大の懸念から本企画の延期を決断。イベント自体のあり方を模索するなかで、実行委初代代表を務めた星野善晴さん(30)らの協力があり、ミニ演奏会の実現にこぎつけた。星野さんは空間演出家として多方面で活動している。
 演奏会は運河右岸の開放的なステージで、午後5時に開演。テノール歌手の堀越俊成さん、チェロ奏者のグレイ理沙さん、ピアノ奏者の有岡奈保さんが名曲から初演の新作まで、月を題材にした楽曲を中心に全7曲を披露した。広く告知はしなかったが、SNSなどでイベントを知った市民らが足を運び、約40分間のコンサートを楽しんだ。

何の日?1994年11月15日
柏レイソルプロリーグへの昇格が決定

1996年、キャプテンマークを付けているカレカ選手(前列右から3人目)

  1994年10月23日、JFL最終戦。カレカ選手のゴールが決勝点となりNTT関東に勝利した柏レイソルはリーグ2位が確定。11月15日、Jリーグ理事会で正式にプロリーグへの昇格が決定した。93年創設のJリーグには95年のシーズンから参戦している。前身の日立製作所サッカー部は、日本サッカーリーグが創設された65年当初から参加の伝統あるチームだ。
 以来、99年のナビスコ杯、2010年J2に降格するも1年で復帰し、11年にはJ1優勝。翌12年には天皇杯を制覇し、常勝軍団として柏の地名が全国に轟いた。チームカラーの黄色は街のシンボルカラーにもなった。昨年、2度目のJ2降格という試練を味わったものの、1年で復帰し、今季は22節時点で第8位。2度目のネルシーニョ体制の下、得点王へひた走るオルンガ選手を中心に上位を狙う。

※J2降格は3度目でした。訂正してお詫び申し上げます。

SDGs「鉄道と環境」学ぶ
オンライン講座に親子200組

市進、京成、ゲストの3チームに分かれてクイズ大会=市川市の京成電鉄本社

  子どもたちに鉄道を通じて環境問題を学んでもらうオンライン鉄道講座が9月27日、市川市の京成電鉄本社のスタジオと参加者を結んで開かれた。学習塾の市進学院と京成電鉄の初の共同企画で、参加者は鉄道に関するクイズなどに挑戦した。
 「親子で学ぶ京成電鉄のひみつ Think SDGs(エス・ディー・ジーズ)」と題した講座には、募集に応募した小学1~3年生とその保護者200組400人が参加。オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使って受講する笑顔の子どもたちが、スタジオのスクリーンに映し出された。
 副題の「SDGs」は日本語で「持続可能な開発目標」。2030年までに世界が達成すべきゴールを表したもので、17の目標と169のターゲットが設定されている。目標の一つである地球環境への負荷を減らす取り組みとして、京成電鉄ではLED照明の採用や車両の軽量化などを進めているという。
 参加者を代表して親子2組が招待された。3チーム対抗のクイズ大会では、ゲストチームとして鉄道や京成電鉄に関する三択クイズ10問に挑戦。市進、京成両社の職員チームと知識を競った。
 東京都豊島区から参加した小学1年の堀内俊汰君は大の鉄道ファン。一番好きな車両は「西武鉄道の6000系」で、モーター音やヘッドライトの光の色で車両の違いがわかるという。母親の友美さんは「1歳半ぐらいで興味を持ち、好きな車両が来るまで乗ろうとしない。『乗り鉄』です」と笑う。
 「グー鉄コンテスト」も開催。グー鉄とは、Googleストリートビューに偶然写った鉄道を探す趣味のこと。事前に写真を募集し、小学1年生の応募作が1位に選ばれた。タイトルは「昔の京成」。手前に京成電鉄の「赤電」、奥にJRの成田エクスプレスが写っている。京成幕張本郷駅付近で発見されたという。

 

パワーリフティングで快挙
流山の市薗さん(74)日本記録超え

パワフルなスクワットを披露する市薗さん

 流山市在住の市薗智子さん(74)が、「東京パワーリフティングオンラインチャレンジ2020」に参加し、日本記録超えの快挙を達成した。
 パワーリフティングはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの合計記録で競う。女性の部70歳以上の日本記録が142・5㌕に対し、市薗さんは見事、150㌕を成功。今回はオンラインでの非公式ながら「未知の超大型新人選手登場」と話題になっている。
 市薗さんは2年ほど前、変形性膝関節症で歩行が困難になり、医師から体重を減らし太ももの筋肉をつけるように勧められた。そこで柏市のジムに通い始め、約1年前からパワーリフティングに挑戦。メキメキ筋肉がついて症状が改善。今では杖も要らず、元気に歩くことができるという。
 パワーリフティングの選手は20代が多く、70代から始めるのは珍しい。市薗さんは「専門トレーナーの指導の下で安心して取り組めた。体が丈夫になって生活が楽しくなるし、前向きになれる」とにっこり。
 市薗さんの指導に当たっているトレーナーの荒井智晴さんは「年齢もあるので無理はさせられませんが、今後は公式大会へ向けて挑戦して頂きたい。70代女性でも健康に、世界を変えることができる」と話した。
 現在は月に6回、1時間30分ほどトレーニングに励む。「終わると爽快で気持ちがいい。スクワットが得意で、上手な人の練習を見るのも楽しみ。どこに力を入れているのかとか、勉強になる」「できることならこれからも新しい挑戦を続けていきたい」と力強く語った。

簡単!エコクッキング115
米ぬか入りケークサレ

料理 大瀬由生子

  <材料>18㎝パウンド型1台分
ホットケーキミックス150g/米ぬか30g/卵1個/マヨネーズ大さじ4/牛乳100㏄/ベーコン4枚/ピザ用チーズ70g/パセリ少々
〈作り方〉
①ベーコンとチーズは1㎝幅に切る。パセリは細かくちぎる。
②ボウルに卵とマヨネーズを入れて❶と混ぜ、牛乳を加える。
③ホットケーキミックスと米ぬかを加えて混ぜる。
④❸をパウンド型に流し入れ、180℃に温めたオーブンで10分、さらに170℃で20分焼く。

 新米が出回る時期。米ぬかは食物繊維やミネラルも豊富です。炒って保存し、捨てずに食べましょう。

   

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