れすか句会

過去の話題一覧

主題「米」


主席 点描の一点となる夏の鳶
(松戸市)西沢ちあき

次席 風景画の半分見終へ六月尽
(白井市)中宮 順子

三席 堂涼し作者不明の水墨画
(松戸市)飯島 昭子


【選評】
 主席の「点描の」の句は「点描の一点」に「鳶」を見立てた。言い切りが見事だ。「夏」空の「鳶」を浮き彫りにした。次席の「風景画の」の句は新年から梅雨への時季の移り変わりを「風景画」の「半分見終へ」としたのがいい。三席の「堂涼し」の句は「水墨画」の、おそらく滝の絵柄を想起させるごとき、見事な句だ。「作者不明」の語の斡旋も効いている。 選者 研生 英午

【募集】
 8月の主題「仕事」。「ただ焼土を運び一日の仕事なり 秋山 秋紅蓼」7月25日(火)消印有効。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。

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