2022年12月の話題

過去の話題一覧

平和の尊さを多くの人に伝えたい
松戸市で「平和の集い」開催

長崎に派遣された中学生の平和大使による報告=松戸市民劇場

 松戸市主催「平和の集い」が11月27日、松戸市民劇場で行われ、平和大使を務めた中学生と小学生親子の報告があった。
 松戸市は1985年3月、恒久平和の達成を願い「世界平和都市宣言」を行って以来、これまで様々な取り組みを展開してきた。今回で15回目の「平和の集い」は、今まさに緊張状態を続ける世界情勢を考慮し、核兵器の廃絶と世界の恒久平和を強く願って、戦争の悲惨さを風化させることなく次の世代に継承し、改めて平和の尊さを共有しようと開催された。
 第1部は今夏、松戸市平和大使として長崎に派遣された中学生のうち17人、広島に派遣された小学生親子5組10人による発表があり、被爆地への派遣を通じて実感したこと、学んだことが報告された。「長崎を訪れて戦争の悲惨さ、核兵器の恐ろしさを感じた。戦争で命を落とした方々や被爆者の思いを無駄にしないため今回見たこと聞いたこと、平和の尊さをたくさんの人に伝えたい」「遠い土地での昔の出来事と感じていたが、展示や施設で見聞きするうちに戦争が続くかぎり松戸で暮らす私たちも核の脅威にさらされていることを知った」など、平和を願う強い思いが述べられた。
 第2部は、松戸で暮らす世界各国出身の人たちと平和について考える「国際平和イベント ピースセッション」があり、異なる文化を有する人たちと相互理解を深めるための活動報告も。
 第3部は、世界中をめぐり医療支援活動を続けるNPO法人「地球のステージ」代表理事の桑山紀彦さんが登壇。自らも東日本大震災で被災した経験を持つ現役の医師で、紛争・災害・貧困の地で生きる人たちとの交流を歌と語りと実際の映像を交えたコンサート形式で熱く伝えた。
 平和大使の保護者として来場していた武田充央さんは、「以前の娘はニュース番組を見てもさらっと過ぎることが多かったが、長崎から戻ってからはニュースの内容に対する見方が変わったように思う。見てきたこともいろいろと話してくれるので親としても影響を受けています」と話した。
 今こそ、悲惨な戦争体験を風化させず、みんなで平和の尊さを語り合いたい。

我孫子駅前を花いっぱいに
AKBプロジェクト始動

任用式で芝田市長(右)とオルガさん(鎌ケ谷市提供)

 ロシアの侵攻により、ウクライナから鎌ケ谷市へ避難したナセドキナ・オルガさんが11月24日、市の会計年度任用職員に採用された。
 オルガさんは、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部のドネツク州出身で、6歳の長男と3歳の次男とともに10月から同市で暮らしている。「地域に貢献したい」という希望があり、市広報紙やホームページにウクライナの文化や伝統、鎌ケ谷での生活などについてのコラム記事を執筆したり、多文化共生推進センターで講師を務めたりするという。ウクライナ語に加え、英語とロシア語が堪能で、小学校の外国語指導助手(ALT)も担う。
 辞令を受け取ったオルガさんは、「私は孤独になるのではと心配していましたが、それは違いました。知らない人も私の状況に思いやりを示してくれ、同じ社会のメンバーだと感じさせてくれる」と繰り返し感謝した。芝田裕美市長は「私たちの仲間として、笑顔で楽しく働いていただくことを願っています」と話した。

SDGs わが街の一歩 持続可能な開発目標23

柏の廃棄梨ゼロへの挑戦
「すてない梨シードル」販売開始

  梨を余すところなく使ってフードロス削減に貢献しようと「すてない梨シードル」を開発した柏市のワイン卸売業アデカ(西田隆信代表)は、船橋の梨に続き道の駅しょうなんと連携して11月、柏産のシードルを販売開始した。
 同社は特産の梨がみつ症と呼ばれる症状で、美味しいのに見た目や食感が悪く廃棄されてしまうことに着目。みつ症の梨はシードルの原料として適していることがわかり船橋でスタート。地元柏市内の農家にも協力を呼びかけたところ、1100㎏の梨が集まった。梨を洗浄、瓶詰め、ラベル貼りも手作業で行い、2カ月をかけて約1000本のワインが完成。生産過程で出る搾りかすも畑の肥料に利用。(加工写真は同社提供)
 甘口、辛口各750㍉リットル、3960円。道の駅しょうなん(TEL 04―7190―1131)で好評販売中。

笑って笑って地域を元気に!
「爆笑 星の座」七福神 流山・柏に降臨

星の座のみなさん=松伏町北部サービスセンター

 「地域の皆さんに笑うことの大切さを伝えたい」と、野田市在住の星野進さん亮子さんご夫婦が仲間を募って2017年に「爆笑星の座」を旗揚げした。手作りのお面や衣装で七福神踊りをはじめ、コミック踊り、獅子舞などを介護施設や病院、地域のイベントで披露。全員素人ながらも工夫を凝らし、その本格的な芸に笑いの輪が広がって、コロナ前は年間60公演もの依頼が入るほどの人気一座に。
 メンバーは、会社員や主婦を中心に現在12人。座長の進さんが65歳と一番の若手で、最年長は76歳。もともと会社員だった亮子さんが忘年会や宴会での余興が大好きで、毎回周りを巻き込んで大盛況。余興に使う道具作りを担当した夫の進さんものめり込んで一座を結成したという。事務局担当の斉藤綾子さんは「人数が足りないから一度だけと星野さんに頼まれて、お面をかぶってみたら楽しくなって続けている」と笑う。コロナ禍で自粛していた折りの昨年9月、亮子さんの持病が悪化し、帰らぬ人に。病床でも一座を続けて欲しいと訴える亮子さんの願いにメンバー一同が奮起。ことしの夏ごろから練習を再開し、今月は3年ぶりに野田市内や、近隣のイベントに招かれていて、一座の練習にも熱が入る。
 新春を寿ぐ恒例の七福神踊りは1月2日、流山市の春山寺で9時30分から、柏市の大洞院では13時から披露する。今回、子ども七福神の衣装も完成。一緒に踊って、福をかき集めようと呼びかけている。メンバーも募集中だ。現在の練習拠点は松伏町北部サービスセンター。詳しくは、座長の星野さんまで(090・5206・0806)

ナガタ杯 いきいきゲートボール大会
スバルチーム連覇達成

2連覇したスバルチーム

 取手市「かたらいの郷」ゲートボール場で11月16日、第28回ナガタ杯ゲートボール大会が開催され、15チーム70人の選手が元気いっぱい熱戦を繰り広げた。
 試合は4面のコートを使い、4チームによる四角形のリーグ戦と、3チームによる三角形のリーグ戦が行われ、各チームが各コートの総合得点を競い頂点のナガタ杯を目指した。
 当日は快晴の中、筑波山を背景に97歳を最高齢に60歳を超える元気なお年寄りたちが、軽やかにボールを打つスティックの音と、メンバーを鼓舞するチームリーダー、審判、記録係の大きな声が響き渡っていた。
 試合は3コートのスバルと、1コートの西友クラブが3戦全勝で並び、得失点差2でスバルが2年連続2回目となる総合優勝の快挙を果たした。
 スバルの喜島久代さんは「コロナ禍で週1回の練習だったけど、その分チームワークでカバーしました」と笑顔で話した。

ご近所で楽しむ光の競演

昨年の滝前不動のお堂ライトアップ

■滝前不動 新春竹宵
 手作りの竹灯篭約500本が本堂、参道をライトアップ。幻想的な空間が楽しめる。1月9日(月・祝)まで。16時30分~22時。
 場所/滝前不動(我孫子市岡発戸1271)
 詳細は、NPO法人住み良いまちづくり研究所TEL 090(6503)2084。

■黄金(KOGANE)イルミネーション
 松戸・北小金駅南口駅前の高さ12㍍シンボルツリーを中心に装飾。2月14日(火)まで。17時~23時。
 黄金イルミネーション実行委員会TEL 047(347)8001。

■北柏ふるさと公園
 手賀沼畔の水辺公園。光のゲートが人気。12月25日(日)まで。17時~19時15分。
 柏市みどりの基金TEL 04(7160)3120。

■イルミライ★INZAI
 千葉ニュータウン中央駅を中心に約60万球のLEDが輝く。11月12日(土)~2月19日(日)まで。17時~21時。
 同市経済振興課TEL 0476(33)4477。

■新鎌ケ谷イルミネーション
 新鎌ケ谷駅北口駅前広場やアクロスモール新鎌ケ谷店が約4万9000球のイルミネーションで彩られる。 2月28日(火)まで。16時30分~22時30分。
 詳細は、同市企画財政課TEL 047(445)1073。

■関宿城でお正月
 関宿城博物館エントランスホールで関宿城と記念写真が撮れます(無料)。
 日時/1月5日(木)~7日(土)9時~16時30分
 入場料/一般200円、高大生100円、中学生以下・65歳以上無料ほか。 
 詳細は、TEL 04(7196)1400 同博物館へ。

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