2023年5月の話題

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野田関宿城下を歩く
関宿城博物館「体験教室」に同行

天守が美しい関宿城博物館を背に、参加者と案内を務めた尾﨑晃さん(右端)ら同館職員=4月16日、野田市


 利根川と江戸川。二つの大河に挟まれた千葉県最北端の関宿(野田市)は古くから交通の要所であり、江戸時代は関宿藩の城下町として栄えた。そんな関宿の歴史を多くの人に知ってもらおうと、県立関宿城博物館は歴史講座やセミナー、学芸員による展示解説会などを開いている。4月16日に開催された体験教室「関宿城下を歩こう(城下町コース)」に同行した。


 関宿城は室町時代の1457年、簗田氏によって築かれたと伝わる。戦国時代の武将、北条氏康が「この城を手に入れるのは一国を得ると同じ」と記したように、経済面でも軍事面でも重要な城だった。
 徳川家康の異父弟、松平康元を初代藩主とする関宿藩は代々、譜代大名が藩主を務めた。江戸城の富士見櫓を模して再建された立派な「御三階櫓」が幕末まであったが、明治になって取り壊された。
 現在は城下町の名残は少ない。同館の尾﨑晃・上席研究員は「観光地の城下町のイメージとは程遠い」としながらも、「歴史が好きな人には興味深い城。玄人好みの城下町です」。
 江戸後期の古絵図などが載ったパンフレットを手に同館を出発。尾﨑さんの案内で関宿藩にゆかりのある史跡をめぐる。
 最初の見学地は「関宿城本丸跡」。本丸の5分の4は、明治以降に繰り返された河川改修で堤防の下に埋もれてしまっている。田んぼに張り出した小さな土手が残るだけ。石碑がなければ通り過ぎてしまう人も多いだろう。
 敵が直線的に攻めてくることを防ぐためにつくられた「筋違いの十字路」、城を囲んでいた「外堀・土塁跡」を見たあと、江戸川の堤防にのぼって「関宿関所と棒出し」の説明に耳を傾ける。江戸の洪水を防ぐ目的で両岸から突き出した一対の堤防を築き、江戸川に流れ込む水量を調節したのが「棒出し」だ。対岸の埼玉県幸手市側に関所が置かれ、関宿藩士が通行人や荷物改めにあたったという。
 江戸末期の治水家、船橋随庵が城内から各村の水田に水を引き込むために開削した「随庵堀」は、いまも現役だ。用水路として利用されている。
 約2時間の体験教室のゴールは昌福寺。829年に創建され、簗田氏が関宿城を築いたときに、現在の茨城県古河市にあったものを移築したという古刹だ。
 群馬県高崎市から参加した悴田忍さん(50)と朝生健一さん(50)は歴史が好きで、誘い合って城めぐりなどを楽しむ間柄。「関東・上信越の有名な城はほとんど見てきた」(朝生さん)そうだ。
 これまでに何度も同館を訪れている2人だが、体験教室に参加したのは初めてという。「聞かなければわからない話ばかりで楽しかった」と悴田さん。「江戸時代の遺構が残っていたら、もっとよかった」
 悴田さんの指摘も踏まえて、尾﨑さんは言う。「歴史は実験ができない学問。文献や史料から想像するしかありません。現地に足を運び、多くの人とイメージを共有することが大事だと思っています」
 同館が体験教室「関宿城下を歩こう」を始めたのは20年ほど前。従来の「城下町コース」「河川コース」に加え、この秋に「河岸コース」を新設する。

SDGs わが街の一歩 持続可能な開発目標28

歴史的建造物で街を活性化
流山の古い米穀店がカフェに

流山市は、本町地域及び利根運河両地域の活性化と歴史的建造物の保存・継承を目的とした「流山本町・利根運河ツーリズム推進事業補助金」制度を2011年6月に制定。これまでにカフェや、雑貨店など9つの店舗がこの制度を活用している。
 かつて本町にあった米穀店、流山食糧の昭和38年築の倉庫だった建物を改装し、今年1月にオープンした「古舎(ふるや)カフェ灯環(とわ)」は、手仕事と天然素材をコンセプトに、店内の壁も土を使って手作業で仕上げた。メニューには地元の食材や糀を使い、流山特産の白みりんのスイーツなどが並ぶ。作品展やワークショップなども不定期で開催している。店主の秋元由美子さんは「みなさんが癒される、ほっとできる場所にしたい」と話す。月・火曜休み。TEL04(7158)0221。

募集6/15(木)れすか天声人語勉強会
読者と楽しむ朗読の時間

 文字情報を声に出して読むことで脳を活性化できると好評の天声人語朗読会。コロナ禍対策として朗読の時間を短縮し、天声人語の内容について深め、折々のことばも追加して学ぶ月1回の天声人語勉強会。
 講師は、朗読グループ「美宙」主宰の三浦喜代子さん。少人数で開講中です。
 朝日新聞をご購読の方を対象に6月の参加者を募集します。 日時/6月15日(木) 10時~11時30分 場所/朝日れすか編集室内会議室(柏市旭町1―4―19・柏駅西口徒歩3分) 定員/8人 受講料/1000円
 申し込みは、朝日れすか編集室(04・7143・4021)へ、平日9時~17時。定員になり次第、締め切り。

290組の人形供養で
こども食堂支援―柏斎苑

 

 柏市で葬祭業を営む柏斎苑(小林裕応代表取締役)は4月15日、名戸ケ谷と柏の葉、高柳の3会場で人形供養を執り行った。愛情を注ぎ親しんできた人形たちの魂を供養したいという多くの方の願いで5年前から春と秋の年2回開催している。主宰者代表の小林さんは、「このイベントが地域の絆となって広がればと、集まった浄財は地域活動の団体へ寄付を始めました。これまで多世代交流コミュニティーサロンのほか、この3年は高齢者と子どもの食を通した活動、こども食堂を運営する特定NPO法人ワーカーズ・コレクティブういず(北田惠子理事長)に寄付をしています」と話し、今回集まった20万4108円を同法人の北田さんに手渡した。「頂いた寄付のお金は、ひとり親のご家庭の支援や子ども食堂などで使わせていただきます」と北田さん。
 市松人形の供養に訪れた金子美紀子さん(83歳)は「人形は生きているので、供養していただいて安心しました。子どもたちに還元できればうれしい」と話した。このイベントを知り、寄付だけに訪れる方もいらっしゃると話す小林さんは「地域の輪が少しずつですが、広がってきたのでうれしく思っています。さらにこの輪を発展させていきたい」と意気込みを語った。

千葉県150周年記念
松戸で多彩なオープニングイベント

  6月に「千葉県誕生150周年」を迎える千葉県はこの1年間、県内各地で記念行事を展開。オープニングイベントは松戸市で行われる。 6月11日(日)松戸・森のホール21/21世紀の森と広場

◆記念式典(事前申込制) ※申込は終了しています。12:45~オープニング 西川伍平氏ピアノ演奏ほか

■森のホール21(当日先着順)11:00~ミュージックライブ/Drive Boy、カタルカルタほか。 15:30~DANCE Fes/ゲストに日本を代表するブレイクダンサーBboy Shigekixも登場。

■21世紀の森と広場(自由観覧) BMXプロライダー佐々木元選手(松戸市在住)によるパフォーマンス&体験/千葉県ゆかりのアーティストによるワークショップなどのアート体験ほか。
 問い合わせは、TEL043(223)3945 県文化振興課へ。

年金セミナー参加者10人募集


日時/6月14日(水) 午前10時~11時30分(約90分)
場所/朝日れすか編集室コミュニティサロン(柏市旭町1―4―19吉野ビル3階・柏駅西口徒歩3分)
料金/500円(資料代)
定員/電話先着10人
▼お申し込みは、朝日れすか(04・7143・4021)まで。受け付けは、平日10時~17時。


内山氏監修「マンガでわかる年金のすべて」
 年金を受給するすべての人に欠かせない必須知識をイラストやマンガを使って分かりやすく解説し好評だった「マンガでわかる年金のすべて18~19年版」を内山氏が監修。もうすぐ今年度版が完成するという。

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