われら太陽王
J1残留にホッ!
王者神戸戦もATドロー
柏レイソルはJ1最終節の12月8日、アウェーでコンサドーレ札幌に0―1で敗れたものの降格を争ったジュビロ磐田が負けたため、J1残留を決めた。今季は9勝15敗14分で17位と苦戦した。ホーム最終戦の11月30日、これまで4試合連続アディショナルタイム(AT)に失点し勝点を取りこぼしていたレイソルは、王者ヴィッセル神戸と戦い、先制したものの試合終盤にまたもや失点し、1―1で引き分けた。
前半5分、CKのチャンスにレイソルMF手塚康平の精度の高いボールにFW木下康介がヘディングで先制のゴールを決めた。その後もFWマテウスサビオを中心に猛攻を仕掛け神戸ゴールに襲い掛かるも追加点が奪えない。試合終盤は連覇を狙う神戸の猛攻が炸裂するも、GK松本健太を中心に守備陣が奮闘。ATにPKを与えてしまうがFW大迫勇也がゴールを外し、スタジアム中が胸をなでおろした。直後、終了間際の90+10分、MF武藤嘉紀に得点を許し、ホームでJ1残留とはならなかった。
試合後、ゴールを決めたFW木下は「 本当に質のいいボール(手塚からのCK)で、うまく合わせられたと思う」と話した。
ホーム最終戦でのセレモニーでは、23シーズンに渡りホームゲームでスタジアムDJを務めたナラヨシタカ氏が、今シーズンでの退任を発表し、サポーターに別れを告げた。
井原正巳監督が退任
今季も残留争いになってしまったレイソルの井原正巳監督の退任が決まった。レイソルには2009年に加入。その後ヘッドコーチとして10年半、監督として1年半。退任にあたり「柏レイソルにかかわるすべての皆さまにご支援をいただきましたことを深く感謝申し上げます。ファン・サポーターの皆さんがどんな時でも、日立台だけでなく、アウェーでも我々を後押ししてくださいました。12年間、誠にありがとうございました」と感謝を述べた。
後任には、過去に徳島ヴォルティス、浦和レッズで指揮を執ったリカルド・ロドリゲス氏が内定している。 (12月11日現在)