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くるりの指し示す「天才の愛」とは?

くるり/「天才の愛」

 このコロナ禍の時代に、ミュージシャンたちがどのような音楽制作をするのか、それは私の大きな関心事なのです。今回ご紹介するのは「暗闇の中で感覚だけをひたすらに研ぎ澄ませていた時代の記録」とも語る、くるりのニューアルバム『天才の愛』です。
 2003年、犬童一心監督、妻夫木聡・池脇千鶴主演映画『ジョゼと虎と魚たち』はとっても印象的な映画でした。そして、その音楽を担当したのがくるりでした。中でも主題歌「ハイウェイ」は、映画のいろんな場面が思い浮かぶ名曲だと思います。
 さて、2017年頃から2020年まで作り溜めていた作品群を収録した13枚目となる『天才の愛』は、さすがと唸らされたり、野球好きでないとわからんだろうとツッコミたくなる「野球」とか、すでに痛烈で痛快な歌詞が話題となっていた「益荒男さん」、高松をコトコト走る「ことでん(高松琴平電鉄)」に乗っている気分になる「コトコトことでん」(ちなみに、彼らは京都出身だから歌詞に出てくる「かわらまち」は「河原町」だろうなぁと思ってたら、ことでんの「瓦町駅」のことなんだなぁ……)など、1曲1曲の個性がキラキラと際立っているんです!
 岸田繁と佐藤征史は、立命館大学時代にくるりを結成し、1998年のシングル「東京」でメジャー・デビュー。今や押しも押されもせぬ日本を代表するロックバンド。そして、プロフィールには「古今東西さまざまな音楽に影響されながら、旅を続けるロックバンド」と記されています。いやぁ、かっこいいなぁ……。


船守秀一(音楽プロデューサー・http://www2.odn.ne.jp/obbligato/)

   

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