われら太陽王

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オルンガ・江坂弾で
ガンバ撃破

 J1リーグ第15節の9月9日、柏レイソルはホームにガンバ大阪を迎え、3―0と圧勝した。
 センターバック5人のうち4人がケガのため出場できない中、FWオルンガ、FW呉屋大翔の2トップを起用し、4バックにした名将ネルシーニョ監督。
 その采配に選手たちも応え、試合開始早々にDF古賀太陽からのロングパスを受けたオルンガが左足の強烈なシュートで先制。40分にはMF三原雅俊のクロスをMF江坂任が頭で合わせ、2点をリードして試合を折り返した。後半に入ると日本代表経験者らが名を連ねるガンバも猛攻を仕掛けるが、GK中村航輔に代わってこの試合ゴールマウスを守るGKキムスンギュが好セーブを連発し、守備陣も体を張ってゴールを死守。17分には呉屋のクロスを江坂がこの日2点目を決め、快勝した。
 試合後、ネルシーニョ監督は「ゲームの序盤、早いタイミングで点が取れたことによって落ち着いたゲーム運びができた。今日の勝利は選手のおかげでもぎ取ることができたと思う」と振り返った。先制ゴールを決めたオルンガは「得点はハードワークから生まれているが、私一人で取っているものではなくてチームメイトのおかげで得点が生まれている。これからも全員の支えのもと得点を続けていければと思う」と話した。

常磐線ダービー惜敗

 ホーム戦前節の8月29日、常磐線ダービーとして注目の鹿島アントラーズ戦は、2―3で惜敗。オルンガの2ゴールで2―1と先行していたレイソルは勝利目前の後半44分、鹿島に追いつかれ、アディショナルタイムで失点し、まさかの逆転負けを喫した。
 この試合、前半11分に守備の要DFの高橋祐治が、同39分には攻撃的FWマテウス サヴィオが負傷退場。さらに、前半終了間際にDF高橋峻希が累積警告で退場となり、後半は10人で走り切った。この日の試合後、ネルシーニョ監督は「1人足りない状況で45分間戦うのは体力的な部分で選手たちは相当きつかったと思う。最後の最後にああいう形で失点を許してしまい、結果としては負けになった。ただ、終始選手たちの闘う姿勢を見ることができた」と戦い抜いた選手を評価した。

ルヴァンカップ ベスト4進出

 鹿島戦後、9月2日に行われたYBCルヴァン・カップ準々決勝はセレッソ大阪と対戦。リーグ戦では1―3で負けた相手に対し、ケガ人続出のレイソルは3バックを起用したネルシーニョ采配が的中し、3―0で快勝。ベスト4に進出した。
 中3日で行われたリーグ戦、清水エスパルスとの戦いも同じ布陣で戦い、2―1で勝利。ネルシーニョ監督は、この2試合連続でオルンガを休ませ、呉屋がスタメンで出場。呉屋は監督の期待に見事応え、2試合連続ゴールを決め、スタメンを猛アピールした。
 13日にアウェーで行われた第16節、サガン鳥栖戦は1―2で惜敗。13日現在、勝点26で第7位。

★MVPにオルンガ
 8月度の「2020明治安田生命J1リーグ KONAMI月間MVP」に、ゴールを量産したオルンガが選出された。
 暑さと、過密日程を乗り越え、上位を猛追。がんばれ、レイソル。

  

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