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大谷弾で連敗ストップ
さあ!上位浮上だ

  柏レイソルは明治安田生命J1リーグ第9節、ガンバ大阪をホーム三協F柏に迎え、1―0で勝利した。3月6日に行われた第2節、湘南ベルマーレ戦での勝利から7試合ぶりの白星だ。
 MF大谷秀和の決勝点で、今季序盤を2勝6敗1分けで苦しむチームに明るい兆しが見えた。(4月11日現在)
 G大阪戦は、共に下位に低迷し、何としても勝利が欲しい1戦だった。試合はFWパトリックと、FWレアンドロ・ペレイラの強力2トップを中心に攻め込むG大阪と、堅い守備からカウンターを仕掛けるレイソル。一進一退の攻防が続き両チーム無得点で前半を折り返す。
 後半に選手を入れ替え、均衡を破ったのはレイソルだった。31分の右CKのチャンスに、一度は左に流れたボールだったがMF三丸拡がクロスを上げ、相手DFにクリアされるも後半交代出場の大谷がこぼれ球を拾い左足でシュート。ゴール右ポストに当たったボールがゴールに吸い込まれ、レイソルが先制。待望の先取点を挙げた大谷に選手、スタッフが駆け寄り、スタジアムは大きな拍手に包まれた。そのまま1点を守り抜いたレイソルがリーグ戦、初の無失点で勝点3を手にした。
 ネルシーニョ監督は「決めきるところで足りなかった部分や、自分たちのテンポでボールを動かすというところを改善する必要があると思い、タニ(大谷選手)を投入した。タニは経験があり自分たちのテンポでイニシアティブを取りながらボールを動かすことに長けた選手で、結果的に勝利に直結する得点を決めて勝った」と、ミスターレイソルが期待に応えてくれたと勝因を語った。
 大谷選手は「本当にここまで苦しい時間が長かったし、出ている選手とベンチにいる選手も含めて、何とかここで連敗を止めようという思いが強かった。僕のゴールはおまけで、立ち上がりから全員が自分の力を出し尽くした結果だと思う」と話した。

  

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