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細谷のゴールで鹿島撃破
トンネル抜け復活の兆し

 柏レイソルは9日、明治安田生命J1リーグ第7節で鹿島アントラーズをホーム三協F柏スタジアムに迎え、1―0で今季初勝利をあげた。
 リーグ戦4試合無得点と連敗し最下位のレイソルと、同じく下位に低迷する鹿島。何としても勝利が欲しい両チームだが、試合は序盤から一進一退、互いに決定機を作れずにいた。
 試合の均衡を破ったのはレイソルの若きエースFW細谷真大だ。前半32分、細谷が日本代表経験を持つ鹿島DF植田直通と昌子源の間を走り抜け、MFマテウスサヴィオからのスルーパスを受け、右足で鮮やかなゴールを決めた。
 後半、鹿島が猛反撃を見せるも、レイソルGK松本健太やキャプテンのDF古賀太陽がゴールを死守し、勝点3を守り切った。チームは昨年8月6日の京都サンガ戦以来、16試合勝利なしという長いトンネルを抜けた。試合終了の笛が鳴るとレイソルの選手、ベンチスタッフ、サポーターが喜びを爆発させ、スタジアムは歓喜に沸いた。
 試合後、ネルシーニョ監督は「これまで勝てなかった期間というのは、チームにおいてフラストレーションの溜まる状況だった。ただその中でも選手たちは諦めることなく今まで自分たちがやってきたこと、やろうとしていることを信じてついてきてくれた。シーズンはこれからまだまだ続くので、これをただの1勝で終わらせないためにも継続してやっていかなければと、改めて身の引き締まる思いだ」と話した。ゴールを決めた細谷選手は「タイミングよく自分のところにボールが来たので、うまく流し込めたと思う。チームとしても個人としても結果が絶対条件だったので、最低限の結果を残せたと思う。長い間、勝てずしんどかったが、今日、ホームで勝てたことはすごく大きい」と勝利を噛み締めた。
 続く第8節、サガン鳥栖戦は、1―1で引き分けた(4月15日現在)。

  

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