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天皇杯前哨戦ドロー
踏んばれ! レイソル

  柏レイソルは10月29日、明治安田生命J1リーグ第31節で天皇杯の決勝と同じ対戦相手、川崎フロンターレをホーム三協F柏スタジアムに迎え、1―1で引き分けた。
 J1残留へ残り4試合、負けられない戦いが続くレイソルは、前半から積極的な攻撃を見せた。40分、MFマテウスサビオのロングパスをフリーで受けたMF山田雄士が、落ち着いてゴール左隅にシュートを決め先制した。
 流れを変えたい川崎は後半、FW遠野大弥を投入するも9分にレイソルFW細谷真大へのタックルが著しく不正なプレーとして一発レッドカードで退場となった。10人の川崎相手に攻撃の手を緩めないレイソルは、再三チャンスを作るもゴールが遠い。そんな一瞬の隙を突かれて25分、川崎MF橘田健人にゴールを許した。何としても勝点3を手にしたいレイソルは怒涛の攻撃を見せるも、ドローのまま。
 井原正巳監督は試合後、「一点取りに行こうと送り出したが、追加点を取ることができずに相手が10人になったことで、戦い方がはっきりしなかったところがあるのかなと思う」と振り返った。先制のゴールを決めた山田雄士選手は「サビオとも目があったので思い切り飛び出した。よいボールが来たのでシュートを打つだけだった。とにかく残り3試合でJ1残留という目標に向けて、1試合1試合全力を出して戦っていきたい」と意気込みを語った。
 次節11月11日の鹿島アントラーズ戦も先制ゴール後にPKで追いつかれ1―1のドロー。下位にいた湘南ベルマーレと、横浜FCがともに勝利し、勝点差2の中に3チームが入り、熾烈な残留争いに。
 今季ホーム最終戦となる25日、対サガン鳥栖戦は勝点3が必須。残留に向けて踏ん張れレイソル。
 天皇杯決勝は12月9日(土)、国立競技場で川崎フロンターレとの決戦だ。スタジアムを黄色に染めよう。

  

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