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ジャズ二刀流、曽根麻央を応援しよう!

曽根麻央/『Brightness of the Lives』

 【短編映画『トランペット』が、国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2021」のインターナショナル部門で、オーディエンスアワード(観客賞)に選ばれた】 昨年の7月、こんな新聞記事がありました。主演したのは千葉県流山市出身のジャズトランペッター、曽根麻央。監督のケビン・ハーフェリンによると、Googleで「日本人ジャズトランペッター」と検索して彼のプロフィールを見つけ、突然メールしたのだそうです。しかも、主演だけじゃなく、サウンドトラックをすべて担当するという大抜擢でした。
 さて、昨年大活躍した日本人といえば、投手と野手の二刀流でメジャーリーグを席巻した大谷翔平選手ですが、実は曽根麻央もジャズ二刀流なんです。トランペッターでピアノも流暢なミュージシャンは珍しくないでしょうが、彼は同時に演奏するんです。著名なジャズメンのツアーにピアニストとして参加したこともあるといいますから、どちらも本物なんですよね。『国際トランペット協会ジャズ・コンペティション』では日本人初の快挙となる優勝を果たし、『国際セロニアス・モンク・ジャズ・コンペティション』ではファイナリストに選ばれるなど、国際的に名誉ある賞を多数受賞していますし、2015年には地元・流山市から『ふるさとづくり功労賞』を受賞していることも特筆すべきことです。
 そんなジャズ界のニューヒーロー、曽根麻央の新作アルバム『Brightness of the Lives』がリリースされます。二刀流だけでなく、作曲家としても非凡な才能を示している曽根麻央。これはもう応援しなきゃですよね!


船守秀一(音楽プロデューサー・http://www2.odn.ne.jp/obbligato/)

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