ふなちゃんの音楽ジャングル

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古内東子のデビュー
30周年記念アルバムだぞ!

古内東子/『体温、鼓動』

 あれは1990年代半ばのこと。ニューヨーク・レコーディングで、しかもすんごい敏腕ミュージシャンたちが参加したアルバムを発表した女子大生シンガーソングライターがいるよって話題となりました。しかもプロデュースとアレンジは名手マイケル・コリーナだよって。そのアルバムは古内東子にとって4枚目のアルバム『Strength』でした。その後、私がよく聴いたのは7枚目のアルバムで、オリコンチャートで1位を獲得した『魔法の手』(1998年)。私の大好きなデイヴィッド・T・ウォーカーのギターが甘く切なくサポートをしていることも魅力だったなぁ。
 彼女の艶めいた歌声は、その歌詞とともにとても心地よく耳に残るんです。YouTubeには、ピアノとギターだけをバックに「誰よりも好きなのに」や「雨降る東京」などの代表曲を歌う映像があって、オーガニックな彼女に心惹かれますよ。もちろん、新曲「動く歩道」のMVも素晴らしいです。
 高校生のときにレコード会社に送ったデモテープが、後のデビューのきっかけとなった古内東子。以降、恋と愛の歌を書き、歌い続けてきました。ユーミンや竹内まりやのような系譜のラブソングの名手として評価を受けつつも、彼女でしか体現できない世界観を持つ恋愛の歌姫なのです。そして、そんな彼女のデビュー30周年記念アルバム『体温、鼓動』をぜひ聴いてみてください。先月には、ファンからも是非レコードで聴いてみたいと待ち望まれたアナログ盤も発売されています。

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船守秀一(音楽プロデューサー・http://www2.odn.ne.jp/obbligato/)

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