命のバトン158 農文化を食卓に
我孫子・新木小6年生
トマト作りにチャレンジ
我孫子市立新木小学校6年生が2019(令和元)年度からトマト作りに取り組んでいる。収穫後、初年度はジャムに、20年度はケチャップに加工し「あらきっ子直売所」を設けて市販した。
横山悦子校長が「野菜作りを通じて、生きる力を学んでほしい」と学校の畑で栽培を始めた。20年度は6年生3クラスの95人が37㌔を収穫。ケチャップの味はみんなで試食し、辛めにした。
柏市の加工業者に頼んで188個を製品化。11月26日に学校近くに1日だけの「あらきっ子直売所」を開設し、農家から寄付のあったダイコン、キャベツなど野菜と一緒に一瓶80㌘入り350円で売った。
開店前から買い物客が列をつくった。2瓶買った60代男性は「たいしたものだね。どんな味か楽しみだ」と話した。販売スタッフを務めた男児は「草取りや水やりが大変だったが、たくさん取れてよかった」という。新年度も2クラス60人の児童がトマト作りに挑戦する。