命のバトン161 農文化を食卓に
県内最大規模の大麦小麦
野田に麦秋到来
5月下旬、野田市の「麦作団地」が一面黄金色に染まり、麦秋到来。大麦22㌶、小麦179㌶、合計201㌶の刈り取りが始まった(写真下・野田市提供)。県内最大規模だ。
野田での収穫作業は今や「初夏の風物詩」。今年は雨が多く、雨の重みで中折れしている穂も多い。水分が多いと乾燥も刈り取りも通常より時間がかかるそうだ。
野田市で本格的に麦が作られるようになったのは1982(昭和57)年、コメの減反政策の一環として利根川沿いの水田に麦作団地を作ったのが始まり。現在は、船形のほか、目吹や小山などに広がる。小麦はうどんの原材料となる製粉に、大麦(六条大麦)は麦茶に加工される。