2017年6月の話題

過去の話題一覧

船橋市駐日デンマーク大使らが祝福
アンデルセン公園「きりがみコンクール」
応募総数1869点 大賞にはデンマークへの旅

大賞を受賞した加藤さんとオーデンセ市博物館スタッフ


アンデルセン童話の世界を切り紙で描く「第8回アンデルセン公園きりがみコンクール」の表彰式が4月16日、船橋市のふなばしアンデルセン公園子ども美術館で行われた。応募総数1869点の中から21点の受賞作品が選ばれ、大賞には東京・町田市立三輪小学校3年(応募時)、加藤はなさんの「カイの心がとけたしゅん間」に決まった。
アンデルセンは「人魚姫」「裸の王様」などで有名なデンマークの童話作家。童話のほか、ゴッホも褒め称えるほどの切り紙の名手であることは意外と知られていない。子どもたちに童話を語りながら即興で切り紙を作りプレゼントしていたという。
アンデルセンの世界を具現化した公園づくりを目指している同公園主催の切り紙コンクールも今回で8回目。大賞の加藤さんには副賞としてデンマークへの旅が贈られた。デンマーク大使賞に船橋市の花島陽子さん、船橋市教育長賞は、柏市の宮森幸美さんが受賞した。
表彰式にはフレディ・スヴェイネ駐日デンマーク王国大使らデンマークより来賓を迎え、松戸徹船橋市長、松本文化船橋市教育長、審査員のこども美術館名誉館長で漫画家の牧野圭一さん、多摩美術大学教授でイラストレーターの秋山孝さんなど、受賞者も含め約130人が参加した。
大賞に輝いた加藤はなさんは、2歳の頃から切り紙が大好きで今まで数えきれないほどつくってきたと言う。今回初めての応募で大賞を射止めた。「涙の大きさがひとつひとつ違うのでそこがむずかしかった。デンマークに行ったら、歴史が好きなのでお城とか女王陛下の格好を見てみたいです」と喜びを語った。柏市の宮森幸美さんは「アンデルセンが好きでデンマークと日本のつながりについてつくりたいと思いました」と笑顔で話した。このほか、県内の主な受賞者は、姉妹都市のオーデンセ市賞に船橋・二宮小6年(応募時)の清田冴子さん、同市博物館連合賞に八木が谷中2年(同)の笠原朋美さん、我が生涯の物語賞に宮本小3年(同)の荒居李里子さん、船橋市長賞に二宮中1年(同)の山村鈴華さん。

柏市少年力士も土俵で奮闘
お相撲さんが柏にやって来た〜

野田市出身の旭日松関に挑む子どもたち

大相撲の春巡業「柏場所」が4月20日、柏市中央体育館で行われ、早々と満員御礼。約2800人の観客が、力士の取り組みを一目見ようと朝早くから詰めかけた。
横綱稀勢の里はけがの影響で欠場したが、白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱をはじめ、力士、親方、行司ら約280人が参加。午前8時から力士による握手会、稽古の披露、横綱の土俵入りなど、同市での初開催に場内外熱気ムンムンだった。
巡業でお楽しみは、地元少年力士たちとの交流だ。柏相撲少年団の幼稚園児から中学1年までの21人が土俵に上がり野田市出身の旭日松ら5人の力士に稽古をつけてもらった。2人がかりでぶつかっても動かない力士たち。力士たちも軽々と子どもたちを持ち上げるなど、会場を大いに盛り上げた。柏第二中学校の3人は白鵬の胸を借りた。
今年1月に行われた第7回白鵬杯で優勝した小学5年の西島悠来君は「ものすごく強かった。力士と相撲が取れてうれしかった」。白鵬に挑んだ柏第二中の坂本博一さん(3年)は「ぶつかっても動かなく、自分の力が吸収されている感じがした」と興奮気味に話した。柏から力士誕生の夢がふくらむ。

柏市子どもに夢を届けて30年
柏の『ミニシアターはらぺこくん』に緑綬褒章

緑綬褒章に喜びのメンバー(後列中央熊谷さん)

柏市を拠点に人形劇や紙芝居、絵本の読み聞かせなど子どもたちにお話を届けている市民団体「ミニシアターはらぺこくん」が、長年にわたり社会に奉仕する活動に顕著な功績を挙げた個人・団体に贈られる緑綬褒章を受章した。
代表の熊谷道子さん(65)は、「同じ場所で、みんな一緒に楽しみを共感する心地よさを感じてもらえたらうれしい」と受賞の喜びを話した。
活動の始まりは、1986年6月。海外生活で子どもたちへの絵本の読み聞かせに出合い、豊かな心や創造力を育てるきっかけになることを感じた熊谷さんが友人を誘い、同市松葉町の団地の集会所で立ち上げた。当時、読み聞かせに使われていた絵本が、今や世界中で愛されているエリック・カールによる『はらぺこあおむし』。団体名をこの絵本からネーミング。
読み聞かせ活動は、あっという間に反響を呼び、多くの子どもたちが参加するようになり、近くのモラージュ柏内に2カ所目の会場が誕生した。今では毎月第2土曜日、交互の会場で定例お話会を開催。前半は4、5歳児、後半は0歳から4歳児までを対象に各回2回公演。保護者も一緒に楽しんでいる。
現在メンバーは40代から60代までの6人。読み聞かせのほか、紙芝居、人形劇、手遊び、歌、クイズ、オリジナル作品など年齢に合わせた多彩な演目を披露。130にも及ぶという演目の人形や小道具、衣裳はメンバーの手づくりだという。夏は、4年生以上の子どもと大人を対象に特別公演『怖いお話会』をモラージュ柏で9月2日(土)14時から開く。熊谷さんは「これからも出来る限り続けたい」と意気込みを話した。問い合わせは、TEL:04(7133)7163熊谷さんまで。

 

柏市平均年齢70歳超のハーモニー
コールマイン40周年公演

コンサートが近づき、練習にも熱が入るメンバー(布施近隣センター)

柏市布施近隣センターの練習室に集う合唱サークル『コールマイン』が5月21日(日)、柏市民会館大ホールで40周年記念コンサートを行う。
コールマインは1976年、富勢小学校のPTA文化部のコーラスから発足。現在の会員は24人。3分の2が創設期のメンバーで70歳代の女性。毎週金曜日、正午から3時まで布施近隣センターで練習している。
発足当初から指導している坪井フミ子さんは、柏市を中心に流山や台東区でコーラスの指導をしているベテランだ。「合唱は発声が基本」をモットーに、コールマインでなくては出せない音にこだわり、会員一人ひとりに発声法を指導し、その思いを伝えてきた。59歳でオペラに挑戦し、カルメンのミカエラ役、ラ・ボエームのミミ役などに出演の経歴がある。70代後半になる現在も伸びやかな美しい声でみんなを引っ張っている。
当日、指揮をするのはイギリス人のスティーヴン・エレリさん。ロンドンに在住し、オーケストラ、オペラ、バレー音楽などの指揮者として活躍中で、日本では東京シティフィルなどを指揮。坪井さんが音楽活動をしている中で出会い、今回は特にウイーン・オペラの指揮を断っての来日と言う熱の入れようだ。
40周年記念コンサートに向け『コールマイン男声』グループと、三大レクイエムの一つ、混声合唱のフォーレ レクイエムのリハーサルに熱が入る。約30分にわたるという長い曲をラテン語で歌い上げる。このほか、女声合唱はさくら、中田喜直童謡曲など、混声合唱はむぎや、大地讃頌ほか。練習を重ねた素晴らしいハーモニーを披露する。 コンサートは14時開演。入場料は1000円。
問い合わせは、TEL:04(7132)3402 松木(まつぎ)さんまで。

流山市ジオラマで旧市街地めぐり
流山で5月20日~28日展示会

旧流山市街地のジオラマを手に熟年工房の久保さん

流山市で活動する熟年工房ジオラマ倶楽部の皆さんが作った「街並みジオラマ」の作品約130点が、5月20日から28日まで一茶双樹記念館・双樹亭で展示され、流山旧市街をはじめ、江戸川台などの街並みが楽しめる。
熟年工房を主宰する久保達夫さんは、少年時代に電気の鉄道模型を買ってもらい、父親に線路周辺の陸橋などを作ってもらったことがジオラマとの出合い。コンピューターのシステムエンジニアを53歳で退職し、パソコン教室を開きながらジオラマも教えている。
最初はお菓子の箱や木、ダンボールを材料にして作っていたが、今ではパソコンで設計し、シートカッターや3Dプリンターを駆使して本物そっくりに仕上げる。全て30分の1のサイズで、細かい部分まで忠実に再現。
ジオラマで「新しい建物を保存して、古い町並みは復元。写真では味わえない生活感のあるジオラマを見て、楽しんで欲しいですね」と笑顔で話す久保さん。「興味をもってもらい、愛好家がもっと増えると嬉しいです」と呼びかけている。
入館料大人100円、小中学生50円。開館は9時~17時、22日(月)は休館。
展示会のお問い合わせは、TEL:04(7150)5750一茶双樹記念館管理事務所(流山市流山6―670―1)まで。

松戸市北総鉄道松飛台駅構内に
小規模保育施設が初開設

今春、北総鉄道松飛台駅構内に初の小規模保育施設「ドルチェルーム松飛台」がオープン。4月11日に開設記念式が行われた。同駅の元資材置き場115平方㍍を改修し、改札口手前に入口がある。対象は0~2歳児で定員は15人。本郷谷健次松戸市長は「働きながら子どもの面倒をみてもらい、教育環境の整備をしていきたい」と語り、北総鉄道株式会社の平田憲一郎社長は「子育てに優しい沿線を目指している。便利に安心できる環境に役立てられるのではないか」と話した。
この日は1歳児2人と2歳児1人が入園し、女性駅員からノートや名前が書けるシール、電車のペーパークラフトが、子ども達にプレゼントされた。
長男の惺成(せな)君(1)が入園した山田玲菜さん(21)は「家からも近くて新しい施設。すぐに迎えに行けそうです」と開設を喜んだ。

エンタメ招待席5/26(金) 松戸で沖縄コンサート
迫力の演舞と若手バンドの共演

読者の皆様に贈る朝日新聞プレミアム企画の第3弾。ワンコインで楽しめる「沖縄ニューパワーコンサート」が今年も松戸・森のホール21にやって来る!
沖縄の豪快なエイサーを披露する炎舞太鼓と、八重山民謡の若き名手、世持桜さん、オリオンビールのCMソングなどを手がけ、スケール感あふれる楽曲が話題の「グリーンノートコースター」が沖縄の心地よい風を運んでくれる。

犬猫殺処分0を目指す
ASAのチャリティー

朝日新聞販売店(株)パワー(ASA松戸東部、新松戸、北小金、新松戸南部)では、身近な会場で良質な音楽を楽しみながら、動物愛護への理解を深めようと参加を呼びかけている。
今回は、殺処分寸前の捨て犬・被災犬を救助して人の心身のケアをするセラピードッグ(治療犬)の育成に取り組んでいる「一般財団法人国際セラピードッグ協会」(大木トオル総代表・ブルースシンガー)を応援し、入場料全額を同協会と、千葉県動物愛護センター関連の活動に寄付をする。コンサート会場内ロビーでも募金箱を設置し、殺処分0を目指す取り組みを来場者へアピール。
「ペットを捨てない」「不妊去勢手術を受けさせる」「いなくなったらすぐ捜す」。県内でも年間約2000頭近くが殺処分されている現状を変える一歩を、ご一緒に。
日時/5月26日(金)18時開場、19時開演
会場/松戸・森のホール21小ホール
料金/500円(全席自由)
チケットのお申し込みは、TEL:04(7143)4021朝日れすか編集室へ(平日10時〜17時)。
★残席わずかです。

エンタメ招待席5/21(日) 市民による手作り音楽フェスタ
駅周辺で「柏MUSIC SUN」

JR柏駅周辺のライブハウスなどで明21日(日)、「柏MUSIC SUN2107」が開かれる。
2014年から「僕らの街の音楽の祭り・改札出たら柏の街ごとフェス会場」をコンセプトに始まり今年で4回目。「日本一ふるさとを感じるポップな音楽フェス」を目指している。
出演は寺岡呼人、浜崎貴司、ホタルライトヒルズバンドほか約30組。柏の街に流れる音楽を楽しもう!
日時/5月21日(日) 12時開演
場所/有料会場=柏DOMe、柏616、柏04、Studio WUU、Cafe Line。無料会場=サンサンエリア(ダブルデッキ本部テント横ステージほか)
チケット/4000円(前売3500円)中学生以下無料 詳細は、https://kashiwamusicsun.jimdo.com へ。

エンタメ招待席6/23(金) 平和のいのり 沖縄慰霊の日
歌と踊り朗読の会2017

6月23日は、「沖縄慰霊の日」。沖縄戦終結の日に平和について考えてみませんか。特別ゲストの井上ともやすほか出演。沖縄6・23歌と踊りの実行委員会主催。
日時/6月23日(金) 昼の部15時、夜の部19時開演
場所/アミュゼ柏 プラザ
入場料/300円(小学生以下無料)
定員/各回130名
詳細は、TEL:080(3477)8683 小林さんへ。

エンタメ招待席6/24(土) 第7回流山ジャズフェスティバル
猪俣猛ジャズオーケストラ来演

ジャズがあふれるまちになることを願い、市民が気軽に本物のジャズに接する機会をつくろうと、流山市内の様々な会場で約2カ月間にわたるジャズフェスティバルが開催される。
オープニングは猪俣猛率いるビッグバンドが大迫力の演奏を披露。流山市立北部中学校吹奏楽部との共演もある。
日時/6月24日(土) 14時開演
場所/流山市文化会館ホール
入場料/前売り=2000円、当日=2500円、高校生以下500円 ※全席指定
問い合わせは、TEL:04(7150)7474 同学習センター(流山エルズ)へ。

柏市5/21(日) 全国氷彫刻展
関東地区予選柏大会

NPO法人日本氷彫刻会主催。小雨決行、荒天中止。
日時/5月21日(日) デモンストレーション彫刻 11時~
競技 14時~15時
場所/柏MODI特設会場、
柏二番街パレット周辺ほか

柏市5/28(日) 柏銀座通り商店会
グルメイベント「空市」

柏駅東口の柏銀座通り商店会が春と秋の年2回開催しているグルメイベント「空市」。今回のテーマは「裏メニュー」。子どもメニューあり。
日時/5月28日(日) 11時~15時 ※雨天決行
場所/柏銀座通り特設会場
問い合わせは、Eメールでinfo@soraichi.info 同事務局へ。

松戸市5/28(日) 盲導犬普及チャリティーコンサート

盲導犬への理解と普及を目指し、「もっと増やそう・盲導犬」をモットーに、松戸市で活動しているボランティアグループ『盲導犬を普及させる会』主催。ビッグバンドや松戸市立第四中学校の吹奏楽演奏ほか、視覚障害者が盲導犬を使用することで、社会的自立が容易になることなどへの啓発活動も展開。当日は会場で募金活動も行なう。利益は盲導犬育成団体などに寄付。
開催日時/5月28日(日)、10時40分開演。雨天中止
会場/伊勢丹松戸店プラザ広場。参加無料。
詳細は、TEL:090(8003)7790 同会へ。

野田市6/10(土)まで オープンガーデン
野田・バラの小径

約300坪の敷地が鮮やかな色彩と香りに満たされます。
日時/6月10日(土)まで 13時~17時 水曜休園
場所/野田市大殿井279―3
協力費/200円
詳細は、TEL:04(7125)2892 竹塚さんへ(日中は出られない場合も)。

簡単!エコクッキング74

椎茸のじくと春キャベツの炒め物

料理・写真 大瀬由生子

  料理研究家の大瀬由生子さんが提唱するエコクッキング。
今回は、柔らかな春キャベツに椎茸の旨味を加えた炒めものです。椎茸のじくの歯ごたえもいい感じ。

〈材料 〉
春キャベツ2枚、椎茸の軸4本、人参2㎝、ベーコン1枚、炒め油少々、塩、コショウ、各少々、醤油お好みで少々

〈作り方 〉
①キャベツは食べやすい大きさに切る
②人参は千切り。椎茸は縦に裂く。ベーコンは7㎜巾に切る。
③フライパンに油をひき、温まったらベーコンを入れ、次に人参、キャベツを炒める。
④椎茸の軸をいれてさらに炒め、塩、コショウで味を整える。
⑤醤油を好みで加えてもよい

エコポイント=棄ててしまいがちな椎茸のじくを季節の野菜で炒めると、旨味ある一品に仕上がる。

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