2020年7月の話題

過去の話題一覧

野田市野田生まれのコウノトリ
「ひかる」がお父さんに

野田市が放鳥したコウノトリ「ひかる」と徳島県
鳴門市生まれの「歌」

 栃木県小山市の渡良瀬遊水地で、国の特別天然記念物のコウノトリのペアからひな2羽が誕生した。1971年に国内で野生のコウノトリが絶滅。人工繁殖を経て、2005年に兵庫県豊岡市で野生復帰への取り組みが始まって以降、東日本での野外繁殖は初めてという。
 つがいは、野田市が同市三ツ堀の飼育施設「こうのとりの里」から16年6月4日に放鳥した雄2羽のうちの1羽、4歳の「ひかる」と、徳島県鳴門市生まれの2歳の雌「歌(うた)」。小山市によると、ひかるは18年2月ごろから同遊水地に定住。歌は昨年8月に続き、今年3月に飛来してカップルになった。
 交尾行動が初めて確認されたのは同月22日。4月下旬ごろから、高さ12・5㍍の人工巣塔の上で交代で抱卵する行動が見られるようになった。6月6日に地元ケーブルテレビがひな1羽の撮影に成功。翌7日にはひなが2羽いることがわかった。7月下旬ごろには巣立つ見込みという。

野田で幼鳥2羽死ぬ
 野田市の「こうのとりの里」で7月1日、4月に生まれた雄の幼鳥3羽のうち2羽が、捕獲作業中にケージの鉄製フェンスにぶつかって死ぬ事故があった。放鳥後に追跡するGPS発信装置を背中に取りつけるため、飼育員や市職員が追い込み用のビニール幕で捕獲しようとして逃げた幼鳥がフェンスに衝突した。残る1羽は「たいよう」と命名され、7月15日にGPSをつけずに放鳥された。

柏市街が育てたえかき「長縄えい子の画業」展
柏市民ギャラリー 8月6〜13日 入場無料

19年前に柏市に寄贈した「アンコールバイヨン」の前で長縄えい子さん

 柏市に住む画家で絵本作家の長縄えい子さん(83)の個展が、8月6日から柏市民ギャラリーで開かれる。市文化交流複合施設「パレット柏」が主催する「柏に縁の深い地域作家の作品展」の一環。絵画50点のほか、絵本原画やポスターなどが多数展示される。
 長縄さんは東京・深川生まれ。3歳のころから祖父方の親戚で日本画家の川崎小虎(1886~1977年)の家に出入りして絵の手ほどきを受けたという。絵筆を持って80年になる。
 20代からは日本のファッション・イラストレーターの草分け、長沢節(1917~1999年)主宰の私塾で学び、本格的に水彩画や油彩画の制作を開始。40代には絵本の制作や挿絵、版画と制作活動の幅を広げていった。
 「絵や文章を描(書)くのが好きだから、頼まれたら断らない」と長縄さん。本の表紙絵や挿絵、柏の商店街や文化団体のポスターなど数えきれないほどの作品を制作してきた。「街が育てたえかき 長縄えい子の画業」と題した今回の展覧会では、油彩作品群の一部、絵本原画やポスターを会場スペースの許す限り展示。女性の妖しさ、たくましさ、ユーモアなど「長縄ワールド」の一端に触れてもらう。
 柏に移り住んで58年。柏二番街のいしど画材が1975年に開設した「いしどアートスクール」で45年間ずっと、児童画講座の講師を務めている。流山市の井崎義治市長の父、昭治さんが日本画講座の講師だ。
 子どもたちに伝えたいことは「物事の裏にはサイエンス(科学)がある」ことだという。
 「植物は成長するから、枠からはみ出して描こう」
 「自然界には直線がない。だから定規を使ってはいけない」
 「人間を描くときには関節をイメージすることが大事。人間の動き、姿勢が描けるようになる」
 作画のかたわら、趣味のシャンソンや長唄、三味線を楽しんでいる。「やりたいことは全部やる。食べたいものは全部食べる。ボーッと生きたら、もったいないじゃない」
 同展は8月13日まで。午前10時~午後7時。入場無料。

1970年7月1日 何の日?我孫子市制50周年記念
手賀沼遊歩道にアート空間

オオバンを描く尾頭さん

 我孫子市は1970(昭和45)年7月1日、全国で565番目、県内22番目の市としてスタート。都心から約30㌔、JR常磐線で約35分の通勤圏にあり、約4万8千人だった人口は約13万1千人に増えた。 市制50周年を記念して、市の手賀沼遊歩道にある手賀大橋橋脚トンネルがアート空間に生まれ変わった。同市民グループ「我孫子手づくり散歩市」(太田安則代表)が企画し、7月1日にお披露目した。描いたのは、長野県出身の画家尾頭(おず、本名・山口佳祐)さん(33)。市の鳥・オオバンと、水辺に浮かぶ小舟などを描いた。尾頭さんは「都会に近いけど田舎らしさもある手賀沼や自然環境を市民の皆さんが再認識するきっかけになればいいですね」と話す。
 同日、50周年記念式典が予定されていたが、コロナ禍で12月23日に延期された。

 

キラリ わが街Vol.3全自動PCR検査装置
松戸のメーカーが開発 世界へ

本郷谷健次市長(右)に12検体用装置を説明する田島秀二社長

 新型コロナウイルス感染症対策で、松戸市の精密機器メーカー「プレシジョン・システム・サイエンス」(PSS=田島秀二社長)開発の全自動PCR検査装置がフランスなどで稼働し、実績を上げている。国内でも使えるようPSSが国に申請し、販売に向け最終調整中だ。6月25日には本郷谷健次市長が同社を訪問し、田島社長を激励した。
 PSSの装置は、採取した検体を入れてセットすれば、自動的に検査用の試薬を使って解析、コロナウイルスに感染しているかどうかを判定できる仕組み。
 遺伝子の抽出、増幅など手作業中心の従来検査に比べ、従事者の感染リスクを格段に低減できるほか、検査時間も約2時間前後と大幅に短縮できる、という。
 コロナ禍の中、1~12検体処理用は現在、フランスやイタリアなどヨーロッパを中心に50数カ国で500台以上が稼働。この4月には駐日フランス大使から感謝状が届いたという。
 田島社長は「感染の第2波、第3波に備え、製造台数を増やすとともに、検査装置の組み合わせを工夫したり、他社と提携したりしながら感染症対策をとりたい」と話した。
 PSSは1985年、東京都内で創業。91年に松戸に研究所を設置し、近くに取引先企業が立地していたこともあって2001年、現在地に本社機能を移した。
 本郷谷市長は「世界の危機対応に貢献できる企業が松戸にあることを誇りに思う。地元としても応援したいし、認可が下りたら第1号の検査装置を市立病院で使いたい」という。

キラリ わが街Vol.3医療現場を助けたい
柏の広島建設が防護服など寄贈

秋山市長に手渡す島田代表

 地元の医療現場を助けたいとの願いを込め、柏市に本社を持つ広島建設の代表取締役島田秀貴氏が5月25日、柏市役所を訪れ秋山浩保市長に全身防護服200着、N95マスク200枚、フェイスシールド800枚、PCR検査用段ボール製シールド5セットを寄贈した。同市は、新型コロナウイルス感染者を受け入れている病院への配布と第2波に備えたストック分として振り分けた。
 島田氏は「最前線で戦う医療関係者を守ることが大事」と、輸入手続きなど物品調達に奔走。苦労も多かったようだが「(会社として)医療ができるわけではない。こういった物品を調達し、医療関係者を守ることが地域のためになる」と力強く語った。秋山市長は「貴重なものを頂きありがとうございます。病院などで活用させていただきます」と感謝を述べた。
 同社は地域密着、地域貢献を掲げる企業として、今後も可能な限り支援を続けるという。同市では、このように地元企業からの支援などを得ながら、新型コロナウイルス第2波への備えを強化している。

キラリ わが街Vol.3好奇心育むオンライン授業 進学塾「市進学院」の教育支援
AR理科実験に親子600組

AR理科実験に興味津々の秋田さん親子

 自宅にいながら参加できるAR(拡張技術)を用いた小学校低学年対象の「親子で学ぶAR理科実験 Think SDGs」が6月19日と7月10日の2日間行われ、国内各地から600組の親子が受講した。
 この双方向オンライン授業は、千葉県を中心に進学塾を展開する「市進学院」が無料で開講。持続可能な開発目標SDGs(エスディージーズ)の中から、子どもたちの可能性を最大に引き出すことを目標とする4番(質の高い教育をみんなに)への取り組みの一環で、双方向専用アプリ(Zoom)とARアプリを用い、平面でなく立体的な映像で植物や昆虫の観察を行い、子どもたちの知的好奇心を育もうというもの。
 同学院では、「読解力」「空間認識力」「表現力」を養成する低学年専門英才教育「ウイングキッズ パンセ」を昨年より展開。新型コロナウイルスの影響で子どもたちの自由な活動が制限されている状況の中、多くの子どもたちに学ぶきっかけを提供しようと、今回のAR理科実験を企画した。
 初日の授業は「身近な植物を考える」をテーマにアサガオを観察。立体的な外観はもちろんだが茎の中、土の中の根に至るまで、自分の好きな角度から観察。クイズも交えながら実施し、興味津々だ。庭でトウモロコシの栽培や虫を探すのが大好きという柏三小・2年の秋田莉来さんは、タブレットの使い方に最初は戸惑っていたが、「アサガオが飛び出すところや茎の中を覗けて楽しかった。ほかのものも見たくなった」と夢中。一緒に授業に参加した母親の清香さんは「子どもの興味を膨らませる良い授業だった」と話した。
 今回、授業を担当した飯嶋洋平先生は「今後も想像を超えるスピードで変化する社会情勢、状況に合わせて、身近なテーマから地球全体の課題に至るまで、最新の技術・知見を踏まえ、生涯学習に資する骨太な学力形成のお役に立てるよう進めていきます」と意気込みを語った。
 SDGs=2015年9月の国連サミットで採択され、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成されている。

美味多彩わが街自慢のお庭に
日本料理 季京オープン

菅野料理長

 涼しげな滝と、大きな池、それを囲む緑も美しく季節を彩るわが街自慢の庭園と、四季を味わう日本料理。旬の選び抜かれた食材を使って、匠の技と心で織りなす料理の数々。
 心に残るウエディングで好評の柏日本閣内に「日本料理 季京(ききょう)」がオープン。滝の流れる広々とした敷地内に、花鳥風月に分かれたお部屋は掘り炬燵式とテーブル形式どちらにも対応。ゆったりと2名様から完全個室をご利用いただけます。
 料理長の菅野大輔さんは、京都の料亭をはじめ、都内の一流ホテルなどで腕を磨き、料理に合うお酒を求めて飛騨の造り酒屋でも修行。お客様の喜んでくださる顔を浮かべながら創作料理に精魂込める日々。初夏には、炭火での鮎の塩焼きを目の前で料理長自ら披露。愛知県豊川産の鮎を、焼き加減も絶妙にテーブルへ。香ばしい香りと共に、骨まで全てが美味。お酒も旨い! 「旬の食材で感動をお届けしたい」と研鑽を積む菅野料理長。お庭の美しさを愛で、出合える旬のお味に舌鼓。四季折々、心をこめて創り上げた味わい豊かな逸品を是非、ご賞味ください。親しい方たちとの寛ぎのひととき、一期一会を「季京」で。8月30日まで特別ランチ3000円(税・サ別)でご提供中。

Royal Garden Palace
柏 日本閣
TEL04(7146)2222
流山市前ヶ崎717/JR南柏駅西口から無料シャトルバス3分/駐車場120台完備

◆営業時間
昼 11:30~15:00(L.O14:30)
夜 17:00~22:00(L.O21:30)
◆完全予約制※予約は2日前まで
月曜・火曜定休
◆料金(税・サ別)
昼 4,000円~ 夜6,000円~

防災へ

 「これまでに経験したことのないような大雨」と日々繰り返される異常気象。今回の九州を中心に発生した豪雨災害もこれまでにない豪雨が発生。激甚災害に指定される見込みだ。
 江戸川、利根川に囲まれて肥沃な大地に恵まれたわが街も、ひとたび「これまでにない」自然の猛威が降りかかった時のことを想定し、ハザードマップなどを念頭に、日頃から防災への備えを万全にしていきたいもの。
 わが街の主な内水ハザードを左記にピックアップ。既存の排水施設が所定の機能を発揮した状態で、処理しきれない内水による1㍍以上あるいは、50㌢から1㍍まで(市川市は3㍍未満)の浸水予想だ。詳しくは、各市のホームページで、確認を。野田市、鎌ケ谷市、船橋市は内水ではなく洪水ハザードマップが紹介されている。夏休みには、ご近所の避難場所も家族で実際に歩いて確認してみては。
 コロナ禍の中、ウイルス感染防止対策も加わり、避難の方法もひと工夫必要になってくる。みんなで助け合って、この難局を乗り越えよう。

令和2年7月豪雨災害
義援金ご協力を

九州南部を中心に甚大な豪雨被害を受けた被災者を支援するため、日本赤十字社は義援金を受け付け中。
義援金は、全額を被災地にお届けいたします。

ゆうちょ銀行・郵便局
口座記号番号 00110-8-588189
口座加入者名 日赤令和2年7月豪雨災害義援金

簡単!エコクッキング112
食べる冷製スープ「ガスパチョ」

料理 大瀬由生子

〈材料〉 3~4人分
完熟トマト2個
玉ねぎ1/8個
きゅうり1/2本
赤パプリカ1/4個
にんにく1/2片~1片
バゲット2切れ
仕上げ用オリーブオイル大さじ1/2
A:お酢小さじ2、塩糀小さじ1、オリーブオイル大さじ1/2、あればクミン小さじ1

〈作り方〉
①トマトを2㎝角に切ってボウルに入れる。そこに小さめにちぎったバゲットを入れてトマトに浸しておく。
②玉ねぎ、きゅうり、赤パプリカを2㎝角に切る。にんにくは薄切りにする。※トッピング用に野菜の一部を5㎜角に切って残しておく。にんにく1/2片はすりおろして食べるときに好みで加えてもよい。
③❶と❷、Aをミキサーにいれて攪拌(ミキサーが回りづらかったり、濃度を調整したければ水を大さじ2~3加えてもよい)。
④野菜の形がなくなったら保存容器に移し、冷蔵庫で冷やす。
⑤冷えたら器に注ぎ、トッピング用の野菜を添え、オリーブオイルをまわしかける。

エコポイント
 固くなったバゲットや完熟したトマトを美味しく活用。火を使わないエコなスープです。

   

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