2020年11月の話題

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県中学駅伝

秋色に染まった公園内周回コースを走る男子1区の選手たち

 男子第71回、女子第35回千葉県中学校駅伝大会(朝日新聞千葉総局など後援)が11月7日、柏市の県立柏の葉公園の周回コースであり、男子は我孫子市立我孫子中が3年連続5度目、女子はいすみ市立岬中が初優勝を果たした。男女の上位各4校は、12月6日に茨城県・笠松運動公園で開かれる関東大会に出場する。8枚の切符のうち7枚を東葛勢が占めた。

男子 我孫子が3連覇
最終区で白山を逆転

 男子は45校、女子は44校が出場。新型コロナウイルス感染予防のため、発着点が競技場から公園内に変更された。これに伴い、男子は260㍍、女子は230㍍距離が伸びた。
 6区間(18・85㌔)で争った男子は、我孫子が最終6区で我孫子・白山を逆転し、7秒突き放してフィニッシュ。通算優勝回数で最多の柏・逆井に並んだ。野田北部が3位、鎌ケ谷三が4位に食い込んだ。
 3年生6人でメンバーを固めた我孫子は、3区終了時点でトップと29秒差の6位。ここからの追い上げがすごかった。4区の岡智希君で3位、5区の佐藤凪君で2位に浮上。先頭と3秒差でたすきをもらったアンカーの米田昂太君が、残り1㌔付近で並走していた白山を振り切った。
 駅伝部部長で1区9位の山口周十君は「みんながカバーしてくれました」。樋口清和監督は「意識の高い子どもたちだから(コロナ禍で)自粛中も個人練習は自主的にやっていた」と話し、こう続けた。「総合力の勝利。全員が持てる力を出し切ってくれました」
 5区間(12・77㌔)の女子は、2区で首位に立った岬が最後までトップを譲らなかった。我孫子・久寺家が42秒差で2位。4区で区間最高の森政彩美さん(3年)が、7人抜きの快走で順位を引き上げた。4~5の2区間で上位に浮上した逆井が同タイムで3位。我孫子・湖北が流山・八木の追い上げを1秒しのいで4位に入った。
 各校のエースがそろった1区(3・3㌔)は、八木の今西紗世さん(2年)が10分台(10分44秒)の好記録をマーク。2位と24秒の大差で区間賞を獲得した。昨夏の全国大会女子1500㍍で、1年生ながら決勝に進出した逸材だ。


4位まで関東大会へ

■男子成績
①我孫子(山口周十、高橋駿太朗、須藤光惺、岡智希、佐藤凪、米田昂太)
②我孫子・白山
③野田北部
④鎌ケ谷三
⑤松戸・常盤平
⑥松戸・小金
⑦松戸・小金北
⑧野田一

■女子成績
①いすみ・岬(石川舞桜、廣田真央、中村美希、中島心咲、鶴岡美来)
②我孫子・久寺家
③柏・逆井
④我孫子・湖北
⑤流山・八木
⑥印西・西の原
⑦松戸一
⑧我孫子

何の日?2001年12月7日
スーパーアーティスト 小松崎茂氏 絵筆置く

柏市あけぼのの自宅でくつろぐ小松崎さん(1998年)

 戦後、「地球SOS」「大平原児」などの絵物語や、「サンダーバード」「戦艦大和」をはじめとするプラモデルのボックスアートなどで全国の少年少女の胸を躍らせたスーパーアーティスト小松崎茂さんは、2001年12月7日86歳で亡くなった。SFの世界を数十年も前に先取りし、手塚治虫や松本零士、石ノ森章太郎ら次世代の巨匠たちに多大な影響を与えた。晩年もコンピューターグラフィックスの若手アーティストたちを中心にブームが再燃。テクノDJとして世界的に活躍中だった石野卓球のCDジャケットも手がけ、1998年、東京や札幌で開催された「小松崎茂展」は大盛況だった。
 1951年、都内から柏市あけぼのに移り住み、最期まで絵筆を走らせた。1日たばこ40本、仕事は6時間。天気のいい日は愛犬チーコとの散歩を楽しんでいた。

松戸市高齢者見守りウォーク
松戸で「オレンジパト」

オレンジパトウォーク

  高齢者への「あんしん一声運動」を展開する松戸市は、認知症サポーターの「オレンジ協力員」や高齢者支援連絡会相談協力員(ボランティア)とコラボし「オレンジパトウォーク」 を続けている。コロナ禍の中で、より一層の見守りが必要なためだ。
 オレンジ色は認知症支援のシンボルカラー。サポーター養成講座を受講すれば同色のリングがもらえる。同市では専門職と一緒に活動し、認知症のお年寄りや家族を支援する市民を「オレンジ協力員」としている。
 「オレンジパト」は市内15か所にある高齢者いきいき安心センター(地域包括支援センター)の担当員と同協力員、ボランティアらが4~7人のグループを作って活動する。
 9月30日に五香松飛台地区であった「オレンジパト」には男女7人が参加した。看護師を目指す大学4年の女子学生も介護の勉強のために特別参加した。午後3時30分、新京成線元山駅近くに集合し「見守りパトウォーク」と書かれたオレンジのビブスを着用し、駅周辺の住宅地を回った。
 通行車両に気を付けながら、買い物途中の高齢者や下校途中の子どもたちに「こんにちは」「げんき―」と声を掛け合う。玄関や庭先で掃除中の住人には「あらー、お久しぶり」などと気軽に声をかけ、門越しにおしゃべりした。途中、知り合いのアパートを探しながら迷子になっている老婦人とも遭遇した。メンバーの男性参加者が住所を聞き、訪ね先まで案内する一幕もあった。長年、高齢者支援の活動に参加している地元の唐沢美也子さんは「介護の勉強になるし、人の役に立っていると思うと、よかったーって気がする」と話した。

 

柏の「ケアラーネットみちくさ」
弁当宅配で高齢者見守り

彩り豊かな弁当を詰めるスタッフ

 柏市のNPO法人「ケアラーネットみちくさ」が、コロナ禍で孤立しがちな高齢者向けに、見守りを兼ねた宅配弁当事業を展開し好評を得ている。
 同NPOは2013年から高齢者や認知症の家族を介護する人が地域で孤立しないように、地元の藤心に「カフェみちくさ亭」をオープンし、支援活動を行ってきた。コロナ禍でカフェが縮小を迫られたことから、家族の不在により日中一人で過ごす高齢者に弁当を届け、見守りも行う事業をスタートした。
 弁当の提供は火・水・木曜日の週3日。車で往復10分程度のご近所に昼と夜、計20~30食を届ける。宅配だけでなく、利用者と会話しながら服装や室内環境を点検し、熱中症予防のために水分を取っているか、冷房を利用しているかなどを確認する。理事長の布川佐登美さんは「人と話さないことによる認知機能の低下や、心身を病んでしまうことを防ぐため、積極的に声をかけています」と話す。
 弁当は日替わりメニューで500円。献立担当の加藤紀子さんは、食欲がアップするように彩りにも工夫を凝らし、「旬の野菜をたくさん使っています。食が細い方から『今日は食べられた』と言っていただけると、大変な時もがんばれます」と話した。
 布川さんたちは「電話や支援サービスなどを活用して、誰かと話す機会を作ってほしい。出歩かなくても、人とつながっていることは大切です」と呼びかけている。
 同NPOへの問い合わせは、04(7138)5032 みちくさ亭(火・水・木、10時~17時)まで。

手賀沼の野鳥カレンダー
限定100部 1部500円

2021年手賀沼の野鳥たちカレンダー 

 手賀沼周辺で撮影された四季折々の野鳥を満喫できる、人気の月めくりミニカレンダーが完成。身近な野鳥たちが手賀沼の自然の中で見せる、煌く命の瞬間を見事に切り取った12枚。B5判ミニサイズ・フルカラー。朝日れすか編集室編。頒布価格は1部500円(税込)。
 お申し込みは、お近くのASA、またはTEL 04(7143)4021 朝日れすか(平日10時~17時)へ。

★読者10名様へプレゼント
 このカレンダーを読者10名様にプレゼント。ご希望の方は、ハガキに住所、氏名、電話番号、好きな野鳥の名前を書いて2面プレゼント欄同様、朝日れすか「手賀沼野鳥カレンダー」係へ。11月27日(金)必着。

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