2024年4月の話題

過去の話題一覧

松戸市聖徳短大生らが制作
徳川昭武を描いた絵本

制作発表会では戸定邸の広間で絵本の読み聞かせも行われた

 江戸幕府15代将軍徳川慶喜の弟で、明治維新後、松戸市の「戸定邸」で暮らした徳川昭武を描いた絵本が完成した。同市にキャンパスがある聖徳大学短期大学部保育科の学生有志でつくる「まつどソング研究グループ」が、戸定歴史館と連携して制作した。

戸定歴史館と連携
 絵本の題名は『とくがわあきたけ まつどにくらしたおとのさま』。松戸市の歴史を語る上で欠かせない昭武や戸定邸のことを、子どもたちに知ってもらおうと制作された。戸定歴史館館長の尾形一枝さんは「行政だけだとどうしても堅くなりがち。学生たちのフレッシュなアイデアを生かしたかった」と話す。
 昭武は水戸9代藩主徳川斉昭の18男で、慶喜とは16歳違い。1867年、13歳のときに慶喜の名代としてパリ万博に派遣される。その後、欧州各国を歴訪。次期将軍候補を意味する「プリンス・トクガワ」と紹介された。明治維新によりパリでの留学生活を中断して帰国。16歳で水戸藩最後の11代藩主となる。隠居の地である松戸に戸定邸を構えたのは1884年。狩猟や釣り、写真撮影、自転車、料理など多彩な趣味の持ち主だった。
 学生たちは資料収集のため戸定歴史館に何度も足を運び、尾形館長や学芸員から話を聞いた。ストーリーを練り、絵を描く作業と同時進行で、昭武の趣味を盛り込んだ「あきたけさん手あそびうた」の歌詞と振り付けを考え、年表のすごろくも制作した。完成までに10カ月かかった。
 絵本はAB判、全30ページ。昭武の兄弟の人数を数えたり、見開き3ページの絵のなかから昭武を見つけ出したり、子どもの興味を引くよう工夫した。メンバーの小松桃花さん(20)は「親子で対話しながら楽しんでもらえれば」と期待する。手あそびうたとすごろくも収録した。
 3月30日に開かれた制作発表会では、学生たちが戸定邸の広間で園児らに絵本を読み聞かせ、手あそびうたを披露した。登場するキャラクターのデザインを担当した昨春の卒業生で、保育士の一郷小聖さん(21)は「丸顔でかわいらしく、だれからも愛される『あきたけさん』にしたいと思った」と話す。
 絵本は市内すべての幼稚園や保育園、小学校などに配布される。
 まつどソング研究グループは保育科1、2年生有志による課外活動グループとして2015年に発足。毎年10人前後が参加して「子どものふるさとと愛を育む教材開発」をテーマに活動している。昨年11月23日には昭武を題材にした子ども向けのイベントを戸定が丘歴史公園で開き、制作途中の絵本を初披露した。

SDGs わが街の一歩 持続可能な開発目標39

脱炭素化をわかりやすく
鎌ケ谷市がPR動画を公開

〜書道パフォーマンス編〜

 鎌ケ谷市は昨年11月、「ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、脱炭素化に向けた行動を市民に知ってもらおうとPR動画を制作。ユーチューブで「鎌ケ谷市行政情報発信チャンネル」を公開している。
 動画は県立鎌ヶ谷高校の書道部員約20人が「省エネルギー」「太陽光発電」「地産地消」など気候変動を防止するための14の取り組みを書いた作品を手にPR。15秒版、30秒版があり、30秒版では気候変動が深刻化した未来を寸劇で「酷暑編」「幻の梨編」として紹介。
 同市の芝田裕美市長は「地球に好かれる暮らしを引き継いでいくことが求められている。一人でも多くの方に地球温暖化や脱炭素社会の実現に関心をもっていただくきっかけになれば」とアピールしている。

柏市プレイバック柏 そして、新しい物語へ
5/18・19・20 旧そごう柏店内で

 柏駅前のシンボルだった、あのビルに入れるチャンス。解体前に3日間限定で、柏駅前の発展の軌跡をたどる写真展や縁日など、多彩なイベントが展開。3日間とも2時間入れ替え制。入場予約制で各回400人。申し込みは、インターネットのみ。応募者多数の場合は抽選。柏市制施行70周年記念事業として開催。
 駅前デッキでは20日午後6時~、柏ゆかりのサンプラザ中野くんと、パッパラー河合さんのステージも(予約不要・自由観覧)。
 問い合わせは、柏市広報広聴課(04・7136・1477)へ。

▼申し込みはこちらから
5/8締め切り
※参加無料  

5/3(金・祝)は憲法記念日
平和の大切さを考えよう!

浜矩子さん

■松戸憲法記念日の集い
 守りぬこう!憲法9条 つらぬこう!非核・不戦の誓い」をテーマに講師は、エコノミスト浜矩子さん。主催は同実行委員会。
 5月3日(金・祝)12時~松戸市民会館ホールで。参加費は500円(18歳以下無料)。詳細は、TEL 090(5810)3652 石澤さんへ。

■第15回かしわ市民憲法集会
 統一教会と政治の闇を追求してきた鈴木エイトさんの講演『旧統一教会問題とは?~国民主権と人権の侵害~』とミニコンサートも。主催は同実行委員会ほか。市が初めて後援する。
 5月3日(金・祝)13時~柏市民文化会館大ホールで。参加費は499円(大学生以下無料)。申し込み・詳細は、TEL 090(5394)7310 鈴木さんへ。

■我孫子・第43回憲法を考える市民の集い
 「安保3文章」と平和憲法を考える~核兵器と戦争のない世界にするために~と題して、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員兼会長でピースボート共同代表の川崎哲氏が講演。同実行委員会主催。先着250人、申込不要。
 5月2日(木)14時~16時。けやきプラザふれあいホールで。参加費は700円(大学生以下は無料)。 詳細は、TEL 04(7183)2789 濱田さんへ。

■流山憲法集会
 戦争はごめんだ! 平和な世界の作り方をテーマに川崎哲氏が講演。主催は九条の会・流山。申込不要。
 5月11日(土)14時~。流山市生涯学習センターで。参加費は500円(学生・18歳以下無料)。詳細は、TEL 04(7154)7511 石林さんへ。  

4/24(水)~29(月・祝) 手づくり絵本展
ハックルベリーブックスで

絵本展の案内状から

 柏市の手作り絵本の会「こばやしまさこ&ハックルベリーの仲間たち」による絵本展が児童書専門店ハックルベリーブックスで6日間にわたり開催される。
 テーマは「風の通り道」。オリジナルの絵本や、牛乳パックで絵本、カレンダーで絵本など、約70点の世界に一つだけの作品を展示。この道の先でぬくもりあふれる絵本たちが待っている。
 期間中の4月27日(土)14時から30分間、「ローゼンガルテン」グループによるヘルマンハープの演奏を聴きながら絵本の世界を楽しむことも。入場無料。

日時/4月24日(水)~29日(月・祝) 11時~18時
場所/ハックルベリーブックス(柏市柏3―8―3)
 詳細は、TEL 04(7100)8946 同書店へ。  

5/11(土)松戸の『美宙』
第16回朗読発表会

天声人語朗読会の三浦さん

 朝日れすかの文化サロンで「天声人語朗読会」の講師を長年にわたり担当している三浦喜代子さん主宰の朗読グループ『美宙(みう)』が5年ぶりの発表会を開催する。
 演目は上田秋成の雨月物語より「浅茅が宿」や、太宰治の「黄金風景」、森浩美の「最後のお便り」、谷川俊太郎の「詩三選」など。松戸市稔台市民センターを拠点に、9人のメンバーがこれまで練習で培った成果を大舞台で披露する。朗読の楽しさを再発見しませんか。入場無料。申し込み不要。

日時/5月11日(土) 13時~15時(開場12時30分)
場所/松戸市民劇場ホール
 お問い合わせは、TEL 090(4814)4176 金子さんへ。  

れすか文化サロン 5月の参加者募集

天声人語朗読会
5/16(木)
講師 三浦喜代子氏
◆10:00~11:00
◆定員10人
◆受講料1,000円(資料代含む)
 天声人語の内容について深めながら、声に出して読むことで脳を活性化。

プリザーブドフラワー
5/17(金)
講師 波立喜代子氏
◆13:00~15:00
◆定員8人
◆受講料5,000円(材料費含む)
 生花の様な自然な風合いを長期間楽しめるプリザーブ ド フラワーをアレンジ。初めての方でも安心してご参加いただけます。

現代俳句教室
5/18(土)
講師 研生 英午氏
◆10:30~12:30
◆定員8人
◆受講料2,000円(資料代含む)
 本紙の人気コーナー「れすか句会」でおなじみの研生英午氏が現代俳句をわかりやすく解説。

健康体操教室
5/23(木)
講師 荒井 智晴氏
◆10:30~11:30
◆定員10人
◆受講料1,000円
 毎日少しのストレッチで健康増進に一役。筋力をアップし、自律神経を整える運動をご一緒に。

申し込み 朝日れすか編集室 TEL 04-7143-4021
柏市旭町1−4−19吉野ビル3階(柏駅西口徒歩3分)
平日10時~17時。定員になり次第、締め切り。

流山市景観賞受賞 ポラスグループの2作品
コミュニティ重視の街づくり

受賞した(株)中央住宅の野村壮一郎、府川哲大、佐野公彦=同社提供

 ポラスグループの中央住宅(品川典久社長・本社埼玉県越谷)が設計・販売した「リーズン流山おおたかの森 悠景のヴィラ」と、「マインドスクェア流山おおたかの森 HI・TO・KI・WA」の2作品が、第8回流山市景観賞を街並み部門で受賞した。ポラスグループの受賞は4度目。
 この景観賞は、景観に対する市民意識を高めようと流山市が設定。建築物部門のほか、工作物部門、街並み部門、まちづくり活動部門、広告物部門の5部門がある。街並み部門で同社が受賞した悠景のヴィラは「路地のある分譲住宅」として路地を介し、住民同士の交流、緑道化による景観形成、建物の裏側の解消と敷地の未利用地化の回避など、豊かな住環境が評価された。HI・TO・KI・WAは「誰もが子育てしながら輝き続けることができる」「都心に一番近い森のまち」という同市の魅力を具現化した街並みで、樹の高さや量がしっかりしていて緑がつながっていることと、それを46棟という大規模な分譲地で実現させたことが認められた。
 同社の担当者は「コミュニティと景観の両立を図った街づくりがこのような栄誉ある賞を受賞でき大変光栄に思います。今後もコミュニティを重視した街づくりを推進していきたいと考えています」と受賞を喜んだ。  

パリでの金 後輩に誓う
須﨑優衣選手が母校の六実第三小訪問

児童たちと触れ合った須﨑優衣選手

 東京五輪で優勝し、この夏のパリ五輪のレスリング女子50㌔級でも日本代表に内定している須﨑優衣選手が3月11日、母校の松戸市立六実第三小学校で行われた「須﨑優衣選手を励ます会」で児童340人と交流。「2回目の出場となるオリンピックで、金メダルを取る姿を見せられるように頑張ります」と後輩たちに活躍を誓った。児童たちからは、桜の花びらを縫い付けた布に全校児童が寄せ書きをした国旗と、児童による五輪マークの人文字の航空写真が手渡された。
 学年ごとの質問タイムもあり、5年生の「自信を持つにはどうしたらいいですか」の質問に須﨑選手は「自分を信じられるように努力し、うそをつかずに自分に向き合って頑張ること」と一つずつ丁寧に回答。会の終わりには須﨑選手も一緒に校歌を歌った。「6年間通った学校の校歌なので覚えているものですね。最後まで歌えました」とにっこり。「『楽しい』『大好き』の気持ちを大切にして目標に向かって頑張ってほしい」と子どもたちにエールを送った。
 6年生の室井那奈さんは「いろんなことを教えてもらい、ためになりました」と話し、2年生の皆川湊二郎さんは「金メダルをたくさん取れるように頑張ってほしい」と目を輝かせた。  

4/21(日)流山で手作り市
そば懐石店の庭園で

 流山野々下にある「そば懐石あずみ野」の緑深い庭園内で行われる「手作り市」。
 伝統的日本文化発信による地域活性化に取り組んでいる「NPO法人流山ひろがる和」(小泉尚子理事長)が、『伝え、広げて、繋げていこう』を合言葉に開催する。今回は、古布をリメイクした手づくり品やオシャレ小物などを販売する。のんびり、散策を楽しみながら、のぞいてみませんか。
 当日の食事予約は直接あずみ野へ(04・7145・1222)。
日時/4月21日(日) 10時~16時(雨天中止)
場所/そば懐石あずみ野内庭園(流山市野々下6―1041―2)東武アーバンパークライン豊四季駅徒歩15分
 お問い合わせは、TEL 090(4076)6927 小泉さんへ。  

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